お知らせ
遅くなりましたが、まずは11月のプログラムの様子をお届けします!
お部屋では週替わりで色々なプログラムをする事が多いですが、今回はGo&Stopのリズム遊びを連続して行いました。まだあまりやった事のない子達は、最初は好きに動いていただけでしたが、みんながピアノに合わせて動いたり音が止んだら一緒に止まっているのを見、リーダーに「今はストップだよ」と声を掛けられ、少しずつ音と動きを意識するようになっていきます。初日は、その子達もストップの時に、すぐにまた動いてしまうもののなんとか一瞬は止まれるようになってきたかなという所で終わりました。 ところが翌週、リーダーが特に何も言わなくても最初から、ピアノが止まるともう全員がピタッと上手に止まれているではありませんか!弾き方を変えても音をよく聞き、合わせています。前回やった事を覚えているだけでなく、それを自分の中できちんと消化して出せる事に驚き、感心しました。 3週目は後半にボディーパーカッションもしました。手や足など体だけでなく、周りにある物でも、叩くとどんな音が出るか探していきます。椅子やロッカーなど太鼓にできる物をたくさん見つけ、自分の好きな所をピアノに合わせて鳴らした時の事です。壁を選んだ子が、ピアノが聞こえると壁から離れて歩きかけました。Go&Stopが解除しきれていなかったのでしょう。どうするだろうかと見守っているとその子は、他のみんながお気に入りの所をノリノリで鳴らしているのに気が付いてじっと考えています。いろんな音楽遊びをしてきた子なので、これまでの事を一生懸命思い出しながら考えたのでしょう。少しすると自分から壁に戻り、元気にトントン鳴らし始め、愉快な太鼓の時間となりました。
小さな出来事かもしれませんが、大人が少し待っていてやれば、子供達は自分の力で対処しようとする事、そういう自分の力でできた事の積み重ねで自己肯定感や満足感、達成感が得られるのだと改めて感じた瞬間でした。 音楽遊びは意外と、体の色々な部分の細かな調整が必要です。特にリズム遊びでは、全身を使って様々な動きをします。体操でやっている動きが、形を変えてリズム遊びにつながり、リズム遊びでの動きがまた体操で形を変えて生かされていきます。そしてその相互作用の繰り返しの中で、子供達はそれぞれの応用力を見事に見せてくれます。継続は力なり、そして失敗を含めたあらゆる経験も力なり、を子供達は体現してくれているのですね。
12月に入ると師走といい、一日一日があっという間に過ぎています。それでも、子どもたちは言葉が増え、子ども同士の関わり方が変化し、集団の中で日々大きく成長しています!
クリスマスツリーを飾り、クリスマスの歌を歌い、クリスマスの絵本をみて、クリスマスが待ち遠しい子どもたちです🎄