お知らせ
6月のタンポポくらぶの様子です!
6月は楽器でたくさんあそびました。大ダイコ、小ダイコ、木琴、鈴…タンポポくには様々な楽器があります。嬉しすぎて一つずつ何度も何度も鳴らしていく子、躊躇してしまう子、経験のあるものなら安心して触れる子など様々です。
手に取った楽器を集めるようにしていた子がいました。自分の場所ん楽器を置いて、また他の楽器を鳴らしに行き、忙しくしながらあそんでいます。そこに置いているのも、その子にとっては何か意味のある事だろうと、リーダー達も片づけたりはしません。また違う楽器の所に行ってしまいどうするのだろうと見守っていると、案の定、また戻ってきて集めた楽器を嬉しそうに鳴らしていました。残念ながら、どういう意図でそうしているのか100%わかる事はできません。音を聴き比べしていたのかもしれませんし、鳴らしたい順番があったのかもしれません。でも本当に大事そうに鳴らしているのです。
楽器あそびで、いつも感心させられるのは、大人があれこれ言わなくても誰も粗い使い方をしないことです。
この日も楽器を大事に、時には交換しながら、みんなで音を楽しみました。
楽器のサーキットも作りました。
「タイコはどこ?」「それはこっち!」みんなで考え、相談しながら完成です。自分たちで楽しく作って、いざスタート!その勢いのまま「はい!」と前に出たものの、注目されると動けなくなってしまう子、どんどん鳴らしていく子、気後れしながらも頑張ってそうっと音を出す子…。どの子も楽しくできるようリーダーが一人ひとりの気持ちに寄り添って声をかけ、一緒にあそびます。
この日も最後にはそれぞれリラックスして楽しい気持ちのまま大きな声で歌も歌っていました。
子どもたちは、私たちが想像するよりもはるかにたくさんのことを見て感じ、自分なりに考え、わかっていることも多いです。それをはっきり外に表すことは、まだ拙く、大人からすると一見わかりにくいと思う時もあるかもしれません。それでもその子の立場や同じ目線に立ち、大人の都合や勝手な思いこみを捨てて根気よく本気で向き合うと、私たちに驚くほど多くの事を教えてくれていることに気付きます。
そんな風に思っていたのかとハッとさせられ、こちらの背筋が伸びる事もしばしばです。
たとえ何でもないように見える行動でも、そこにどんな理由と思いがあるのか、それを常に考え尊重しながら子どもたちと共に歩んでいきたいものです。