神戸YMCAの創立120周年を祝う「記念音楽祭」が、去る11月に4回にわたって開催されました。準備委員会で話し合われた「プロの演奏者を招いてのコンサートではなく、普段からYMCAの活動に参加している子どもたちやメンバー、留学生、リーダーOBOGなど様々なグループに依頼して、手作りの温かい音楽祭にしよう」という狙いをもとに、多くの聴衆を集めて盛大に開催することができました。
1回目の11月4日はピアノ教室の子どもたちの元気な歌声からスタートしました。子どもたちの演奏と神戸YMCA混声合唱団「くさぶえ」の合唱、そして会場全体での合唱もあり、大きな声がチャペル中に響きわたりました。
11日には記念音楽祭の企画者でもあり、神戸YMCA常議員、神戸ポートワイズメンズクラブの大野勉さん率いる「須磨ウエストバンド」の懐かしいフォークソングと、日本語学科で学ぶアジアからの留学生による歌と踊りが披露されました。 18日は余島キャンプリーダーOBOGが集まりキャンプソングを会場一体となって歌いました。この日は特別ゲストの宮林茂晴さん(元主事)によるなつかしいキャンプソングの歌唱指導と思い出話もたっぷりと堪能しました。
最終日の 25日は会場を日本キリスト教団神戸栄光教会に移して神戸YMCAベルクワイアー、ディンドンリンガーズ、リンギングエンジェルスの3つのグループが初めて競演しました。音楽祭を準備からお支えいただいた阿部望先生からは「神戸YMCAのハンドベル講習会やグループから、たくさんの指導者が生み出されています。また、高価なベルを2セットも与えてくださった神戸YMCAに敬意を表します。」と感謝の言葉が述べられました。最後は3チームによるマスリンギングで感動的なフィナーレを飾りました。
会員の方々が中心となって進められたこの記念行事は、125周年に向けて神戸YMCAのさらなる飛躍を感じさせる会となりました。これからも多くの会員と共に、子どもと若者のいのち≠ェ光り輝くように応援してゆきます。(生涯教育センター 上杉徹) |