神戸青年

 神戸青年 2006.4月号 目次

  1. イースター・メッセージ 『復活の朝』
  2. イースター早天礼拝のご案内
  3. 創立記念日礼拝
  4. ウエルネス3DAYS
  5. 省察
  6. 第29回全国YMCA体操大会 結果報告
  7. PHOTO TOPICS
  8. 第14回 チャリティーゴルフ大会 〜ご案内〜

1. イースター・メッセージ 『復活の朝』 日本基督教団神戸教会 菅根信彦

    
  ヨハネ福音書の描く復活の顕現物語は涙をもって始まっています。泣きながら身を屈めて墓の中を見つめ慟哭するマグダラのマリアの姿が描写されています。このマリアはガリラヤ湖西岸の町マグダラの出身でイエスによって「七つの悪霊を追い出しってもらった」(ルカ八章二節)とあるように、おそらく、多くの病気や心の病を患い、イエスによって癒された経験をもっていたのでしょう。彼女にとってイエスの不条理な十字架の死は受け入れがたいものであったに違いありません。イエスに病気を癒され、人生をやり直し、イエスと共に生きることを人生の喜びとして従ってきた彼女にとって、イエスとの別れは自分自身の喪失であったはずです。
  明日なき痛手に悲しむマリアに、イエスは「マリアよ」(十六節)と声をかけていきます。彼女も思わず振り向いて「ラボニ(先生)」と生前イエスと日常的に交わしたやり取りのように答えていきます。彼女の心に過ぎ去った懐かしい思い出が彷彿したはずです。しかし、イエスはその過去にすがろうとするマリアに対して「わたしにすがりつくのはよしなさい」(十七節)と語ります。人間的な思慕や関わりを拒絶していきます。 
  ヨハネ福音書の復活物語は空虚な墓だけを覗き、イエスの亡がらだけを捜すマリアの視線を止めさせ振り向かせていきます。それは、死という虚無や絶望に浸る者を背後から、その悲しみを包むかのように命に振り向かせようとする力であることを示しています。しかも、過去に執着するような振り返りではなく明日に向けての自立した歩みであることを暗示しています。「復活」は「再び立ち上がる」との意味があります。涙を流す者の悲しみを和らげ、信ずることのできない者を包み、さらに、過去にすがりつく者を励ます、いわば、生と死を包むような響きをもっています。生きて再び立つことを許すような「明日」見つめて生きる「根源的な希望」が確かにあることをこの物語は豊かに示しています。

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2. イースター早天礼拝のご案内

日時: 2006年4月16日(日)午前7時〜8時15分
場所: 神戸東遊園地(雨天:神戸YMCAチャペル)
奨励: 「イースターの朝」
日本基督教団 神戸多聞教会  牧師 山本 一(やまもと はじめ)先生
主催: 神戸YMCA・神戸YWCA
問合: Tel 078-241-7201

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3. 創立記念日礼拝

神戸YMCAは、この5月に120周年を迎えます。
創立記念日にあたって、記念礼拝をもち、創立当時の指導者達の志をあらためて思い起こすと同時に、未来に向かって私たちの志を確認したいものです。

日時: 5月8日(月) 午後6:30〜8:30
場所: 日本基督教団 神戸教会
第一部: 記念礼拝 菅根信彦牧師 (神戸YMCA評議員)
神戸YMCA混声合唱団 くさぶえによる合唱他    
第二部: 記念プログラム
来賓挨拶・名誉会員他スピーチ
神戸YMCA各部ビデオメッセージ
リーダーの歌とパフォーマンス
問合: 神戸YMCA本部事務局  078−241−7201

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4. 「ウエルネス3DAYS」

ウエルネスエンター学園都市 国際協力募金イベント

2月18日〜20日の3日間、楽しみながら国際協力募金に貢献しようというイベントが実施されました。
さまざまなプログラムが参加費1人1回100円以上で。総参加者はのべ200名を超えました。
楽しいプログラムは以下のようでした。

  1. パーソナルトレーナーによるトレーニングのフォームチェック&アドバイス
  2. みんラケ(みんなでラケットボール)
  3. 仮装エアロマラソン(お好きな衣装でどうぞ)
  4. ストラックラケット(あのストラックアウトのラケットボール版)
  5. 水中ヨガ
  6. スイミングのフォームをビデオ撮影

募金総額は41,165円でした。メンバーの皆さんのさわやかな汗とあたたかい気持ちが募金に役立てられ、意義深いイベントとなりました。来年以降も続けてゆきたいです。


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5. 省察

「平和って何色?」「平和ってどんな音?」「平和ってどんな味?」「平和ってどんな感触?」今、神戸YMCA国際活動委員である神戸大学大学院教授ロニー・アレキサンダーさんの「ピースメッセージ」が注目を浴びています。もうご覧になりましたか?(まだの方はお早めに、国際奉仕センターへお問い合わせを!)◆そこで、私も子どもたちに「平和と聞いて、文字を見て、どんな事が思い浮かぶ?」と尋ねてみました。しばらく時間をおくと、出てきました。「安全で安心できる生活」「自然がたくさんあること」「みんながなかよく、幸せに生きていること」「戦争とかがなく、みんなの不便なことがないくらし」「みんなと仲良く遊べること」等々◆子どもたちは知っているのです。求めているのです。世の中が平和であることを。平和のためにすべきことは、まず、自分の今となりにいる人の笑顔を大切にすること。つまり仲良くすることです◆マラソンの練習を一人でしていました。地域の人を誘って、「安全パトロールジョギング」を始めました。好きなことから、平和のために何かできることはないかと考えたのです◆子どもたちの笑顔と接しながら、「平和」についての歌を作りたいと思いました。「ぼくたちの平和」という歌ができました。機会あるごとに歌っています。YMCAで学んだことを、地域にも生かしていきたい。地域で学んだことを、またYMCAでも生かしたい。そんな思いで、できることから一歩一歩前へ進んでいきたいものです。(大野勉)


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6. 第29回全国YMCA体操大会 結果報告


おめでとうございます!!

☆小学生男子競技A    
個人総合   第5位 堀越大揮さん
種目別 マット 第4位 堀越大揮さん 第5位 奥村哲平さん
☆小学生女子競技A    
団体総合   第6位 (春田洋子さん・小山莉子さん・長谷川智子さん・山田珠久さん)
種目別 とび箱 第4位 春田洋子さん
  平均台 第6位 小山莉子さん
☆中学生男子    
個人総合   第2位 田中隆成さん
種目別 鉄棒 第2位 田中隆成さん
  マット 第3位 田中隆成さん

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7. PHOTO TOPICS

3/18〜25 報道写真展 「光り輝く島再び」
〜スリランカの子どもたち・津波を越えて〜
悲しみの闇の中で、それでも光り輝く子どもたちの瞳が印象的でした。
於)原田の森ギャラリー (毎日新聞と共催)
3/19〜23 スリランカYMCA同盟総主事クリサンタさんとアジア太平洋同盟副委員長エラージさん来日。
3/20神戸YMCAに来訪。津波被災後の支援への感謝と現状報告を伺い、今後の協力を話し合いました。
3/21ポーポキのピース・レッスン
(神戸YMCAも参画するKOBEピースiネット主催)
ロニー・アレキサンダーさんによる、ポーポキ(猫)と一緒に平和づくりを考えるワークショップ。神戸YMCA内外から50人が参加しました。
3/4〜5 グローバル教育研修会
中日本・西日本地区のYMCAスタッフやボランティアが六甲山YMCAに集い、地球大の課題と地域の課題に等身大のYMCAとしてどう取り組むべきか、参加型学習で学び合いました。

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8. 第14回 チャリティーゴルフ大会 〜ご案内〜

日時: 4月27日(木)
場所: 千刈カンツリー倶楽部
会費: 一人20,000円 *定員になり次第締切ります。
問合: 神戸YMCAカレッジ 担当〈功力・井上〉
TEL:(078)-241-7204 FAX:(078)-241-3619

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