神戸青年

 神戸青年 2005.11・12月号 目次

  1. 世界YMCA/YWCA 合同祈祷週 〜2005.11.13−19〜
  2. 見つめています ひとつひとつのいのち 〜YMCA国際協力募金〜
  3. 神戸YMCA第11回午餐会 「元気ひょうご」をつくる
  4. 第47回 神戸市民クリスマス
  5. 2005年度 神戸YMCA 新春わいわいフォーラム
  6. 省察
  7. 神戸YMCA、新しい「形」へ
  8. 地域NEWS〜コミュニティー東南西北〜地区体育館の紹介
  9. 感謝
  10. ソナタ 奏鳴曲 No.20 「へこたれない」 総主事 水野雄二
  11. プログラム参加報告
  12. 「平和のハンカチーフ・ワークショップ」報告
  13. フォトトピックス
  14. キャラクターディベロプメントシリーズN
  15. 高石ともや&余島の仲間 チャリティーコンサート
  16. 第13回チャリティーワインのご案内
  17. 市民クリスマス キャロルを歌う夕べ
  18. 第20回クリスマスカードコンテスト作品募集中!

1. 世界YMCA/YWCA 合同祈祷週 〜2005.11.13−19〜

あなたは神にとって大切な人

 今年も、全世界にあるYMCA、YWCAにおいて、合同祈祷週を持ちます。今年度の祈祷週は、社会から疎外された人びとの苦しみに目を注ぐこと、そして真にすべての人が受け入れられるコミュニティを目指すために、YMCA/YWCAに集う人びととともに祈ります。

大切にされるということは、注目され、価値を認められるということです。今年の祈祷週は、私たちのそばにいる人々を神の目を通して見直し、そこに限りなく貴いものを見出せるよう、神に祈り求める機会です。それは私たち自身の偏見に気づき、自分を変えていく機会でもあります。それはまた、YMCA YWCAへの神の呼びかけ「すべての人の正義・公正の実現のために働き、世間的な考え方を根底からひっくり返して、すべての人への無条件な神の愛を確認しなさい」という神の呼びかけでありましょう。
この祈祷週の黙想・祈りを通して、世界中のYWCA/YMCAが現代の緊急課題に心新たに取り組んでいけますように。そのことを通して民族・性・階級・宗教の別なく、すべての人々が共通の造り主なる神をあがめる豊かな生活に導かれますよう、心から祈ります。

世界YMCA同盟会長 シーザー・K・L・モレバイ
世界YWCA会長 モニカ・ゼッチェ
(ハンドブックより抜粋)

2005年度 神戸YMCA/YWCA合同祈祷週プログラム
  • 11月12日(土)18:30〜20:30 合同祈祷週セミナー「いま、生きるとは」
    講師:高木総平 師(松山東雲女子大学教授・宗教主事)神戸YMCAチャペル(1階)
  • 11月14日(月)7:00〜8:30 朝祷会
    奨励:阿部 恩 師(神戸YMCA理事・キリスト教使命委員会委員長) 神戸YMCAチャペル(1階)
  • 11月15日(火)9:00〜10:00 合同祈祷週礼拝「働くということ」
    奨励:秋山 仁 師(日本福音ルーテル教会・釜ケ崎ディアコニアセンター喜望の家牧師)神戸YWCAチャペル(5階)
  • 11月15日(火)10:15.〜11:45 講演会「あなたは神にとって大切な人」
    講師:秋山 仁 師 神戸YWCAチャペル(5階)
  • 11月15日(火)12:15〜13:00 留学生と共なる集会 神戸YWCAチャペル(5階)

 


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2. 見つめています ひとつひとつのいのち 〜YMCA国際協力募金〜

今年も、秋から冬にかけてYMCA国際協力募金の強化月間がスタートしています。
  世界123の国と地域にあるYMCA。貧困な地域、災害被災地域、紛争地域のYMCAは、その地で必要な働きを展開しています。そうした地域の人々と、世界のYMCAに連なる人々が相互につながりを求め共に生きようというのが、YMCA国際協力募金の原点です。
  昨年多発した自然災害への取り組みが、今年も大きな焦点になりそうです。すでに米国ハリケーン、国内の台風 号、パキスタン大地震と大災害が続き、緊急募金を立ち上げています。
  驚くべきことに、世界の自然災害中、実に パーセントがアジア地域で起こっています。そして日本とりわけ阪神淡路大震災を経験した神戸に、アジア各国の目が集まっています。理由は三つ。一つはアジアの災害支援大国・日本の資金への期待、もう一つは阪神淡路大震災を経験した神戸ならではの知識や情報への期待。三つ目は、被災地どうし思いを共有でき、互いに忘れない関係への期待です。
  あの震災から10年。被災地に生きる共通点を持つ私たちは、たとえばパキスタン大地震被災者の痛みに対し、あるがままにより近く深く寄り添うことができるはずではないでしょうか。
  今年度、国際協力募金全体としては、以下のような目的のために用いられます。

  1. 海外/国内の災害緊急支援
  2. アジアの農村支援
  3. アジアでの日本語教育
  4. アフガン・パレスチナ難民支援
  5. 海外からの就学生支援
  6. エイズ・プロジェクト
  7. 国際分野の指導者養成
  8. 国際教育、平和教育

詳しくはお問い合せください。国際・奉仕センター 078(241)7201 info@kobeymca.or.jp


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3. 神戸YMCA第11回午餐会 「元気ひょうご」をつくる

講師:井戸敏三氏(兵庫県知事)
日時:11月26日(土)正午〜
会場:神戸YMCAレストラン「サイコー亭」
定員:50名(要事前予約)
会費:3,000円(昼食込)
申込等:078-241-7201(中村・小紫)
主催:神戸YMCA後援会


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4. 第47回 神戸市民クリスマス

♪集おう!歌おう!光のクリスマスを!♪
日時:12月16日(金)

  1. キャロリング 17:20スタート クリスマスキャロルを歌いメイン会場へ(18:45頃到着予定)
    <元町コース><三宮北コース><北野コース><こどもコース>
  2. ほっとタイム(神戸栄光教会 集会室他) 18:30〜19:20
    キャンドルが輝く教会で、楽しいひとときをお過ごしください。
  3. 祈りと祝福のとき(神戸栄光教会 礼拝堂) 19:30〜20:30
    クリスマスメッセージ・ハレルヤコーラス他 一緒にクリスマスをお祝いしましょう。

    お問い合せ:神戸市民クリスマス委員会(神戸YMCA内) 078-241-7201

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5. 2005年度 神戸YMCA 新春わいわいフォーラム

「みんなでつくろうYMCA」〜連帯と協働を求めて〜

「みんなでつくろうYMCA」を切り口に、楽しく「わいわい」語り合いましょう。皆様のご参加をお待ちしています。
日時:2006年1月7日(土)
13:00〜18:00 場所 :神戸YMCA
お申し込み・お問い合せ:神戸YMCA本部事務局 TEL078-241-7201


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6. 省察

 「人の子は仕えられるためにではなく、仕えるために・・来たのである」(マルコ一〇・四五)。神戸YMCAに関わる皆様の日頃の活躍と奉仕活動に深甚の敬意を表します。昨年に続き今年も災害の多い年でした。これらに対しても素早く適切な対応であったと考えます◆冒頭の聖書の言葉「人の子」とは、単純に「人間イエス」と理解します。そして、私にとって「仕える」ことの実践は、真に容易ではありません。幼児の保育に携わっておられる方々にとって、幼児と同じ高さの目線で接することは、当然のことでありましょう◆しかし、私の日常の生活においてはこれが難しいのです。他人のためにと思う行いのうちに、知らぬ間に「仕える」ことから逸脱して「してあげている」といった自分を優位に置いた言動に陥ってしまいます。ともすれば、視座が高いのです◆このようなときに「自分自身を愛するように隣人を愛しなさい」(レビ記一九・一八、マルコ一二・三一)との言葉は、自己から脱け出せないでいる私にはさらなる重荷です。けれども、イエスはあらゆる人々と同じ地面に立って話し、癒されました。不可能と分っていても、私の生きる指標として少しでも近づきたく願っています。(富川直彦)


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7. 神戸YMCA、新しい「形」へ

新しい機構へ

神戸YMCAは財団法人、学校法人、社会福祉法人の3つの法人に分かれて地域で活動を続けてきました。同じミッションを掲げつつ、法人としてはそれぞれの理事会の責任において健全に運営されなければなりませんので、それぞれに理事会と評議員会を設置、新しい寄付行為(財団法人、学校法人)と定款(社会福祉法人)の下、それぞれの自治を保ちつつ事業を進めていきます。
  しかし、会員の運動体であるYMCAとして一つとなり活動を進めていくために、新たに(元々そうだったのですが)任意団体として「神戸キリスト教青年会」を設置し、地域のために私たちが会員として何ができるか、それぞれの法人が何をなすべきかを検討し支援していくことにしました。そのために新たに「会則」を定め、私たちの活動のルールとします。これによって、私たちの主体的な関わりが更に求められることになり、この「神戸キリスト教青年会」は維持会員によって構成される団体であることといたしました。

新しい寄付行為へ

 財団法人は従来のYMCA精神を引き継ぎながら、新しい時代に即応した法人の有り様を求められています。そのために、新しい「寄付行為」(団体最高の規則)を定めることとし、その中で大きな変更点がいくつか発生しています。
第一に財団法人の名称は「神戸キリスト教青年会」から「神戸YMCA」に変更されます。第二に、理事・監事の選任は、従来の総会での議決によるのではなく、評議員会で決められます。理事定数も従来の15〜20名から9〜11名に減じられます。また、評議員会の重要度が増し、以前は寄付行為に規定されていませんでしたが、評議員会が寄付行為に規定されます。第三に財団法人の最高議決機関としての「総会」はなくなります。総会は任意団体「神戸キリスト教青年会」で存続していくことになります。
  また、「寄付行為細則」も新たにされて、寄付行為に盛り込めない神戸YMCAとしての有り様を規定しています。たとえば、新たに総主事以外の常勤理事を設置することや役員のキリスト者条項、委員会や後援会・賛助会なども規定に盛り込まれます。

新しい会則へ

会員の運動体としての「神戸キリスト教青年会」の運営に関する「会則」を新たに定めることにいたしました。会則では神戸YMCAの三つの法人がこの運動体によってそれぞれ設置されたことを謳い、維持会員がこの会を構成することとしました。会には25〜30名の常議員を置き、常議員の長に財団法人理事長を当て「会長」と称すること、常議員には財団法人だけでなく、学法・社福からも選任されることとし、神戸YMCAの活動全般や委員会活動などについて審議と議決を行います。総会は年一回、常議員会の報告や提案に基づく、会員相互の学びと協議の場として継続されます。

新しい担い手に

今後の予定としては来る1月27日(金)に臨時総会が開催され、寄付行為をはじめ、重要な規程についての審議と議決が予定されています。その後、新年度から新たな機構、規程で運営が開始されることになります。
神戸YMCAの新しい歩みに運営機構の変更と寄付行為などの規程改定という大きな変化が加えられます。しかし、神戸YMCAの120年続いた使命や活動、その独自性やアイデンティティが失われることではありません。むしろ、そのミッションを高く掲げつつ、時代に即した佇まいを整え、次の時代に前進していきたいと願っています。そのためには、新しい担い手の発掘と養成が欠かせません。多くのユースが育っていますが、ユースのみならず、多くの地域の皆さんがYMCAを支え、主体的に担ってくださることが期待されています。神戸YMCAの新しい出発に、多くの皆さんがエールを送ってくださることを切にお願い申し上げます。

総主事 水野雄二


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8. 地域NEWS〜コミュニティー東南西北〜地区体育館の紹介

2003年度より、垂水体育館で、2004年度からは須磨体育館・西体育館を含め3つの体育館で、YMCAスタッフが「体育館活 性化」をテーマに働いています。(神戸市体育協会より運営受託をしています)
活性化を目指しYMCAが新規に立ち上げたプログラムとして、スポーツ相談、地域スポーツクラブ出張指導、トレーニング指導、ミニバスケットボール教室、ジュニア体操教室、体力測定、スポーツ安全講習会などがあります。どれも願いは、地域の方々の健康維持向上(スポーツ人口拡大)のためのきっかけ作り、そして安全にスポーツをしていただくためのお手伝いです。3年が経過したということもあり、受付や施設利用の準備後片づけといった基本的な業務以外にも地域の利用者との接点が深まり、コミュニケーションも増えてきました。スポーツを通して地域の人々の思いを少しでも理解し実現するため日々働いています。

須磨体育館 〒654-0035 須磨区中島町1-2-2  078-734-5588
垂水体育館 〒655-0033 垂水区旭が丘2-1-22 078-709-6262
西 体育館 〒651-2276 西区春日台5-436   078-961-1381


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9. 感   謝

神戸YMCA賛助会

コープこうべ、寺下石油株式会社
(敬称略・順不同、2005年8月25日〜10月24日)

第13回チャリティーゴルフ

青柳正志、足立康幸、有川敬吾、飯田健一、飯干昌敬、市原法雄、井上史男、岩田洋子、大久保忠彦、大久保淑子、太田容子、大西桂子、大平悦子、小笠原美根、奥平宗近、尾上尚司、神谷冨久司、木内瞳、木田誉昭、功力正士、上月秀夫、河野彰、郡美恵子、腰塚政人、小谷哲也、米谷収、佐藤典久、芝川英美子、柴田順、清水隆吉、杉田寛、杉村 肇、武内浩子、武田寿子、竹増操、多胡葉子、民谷清、富川和彦、豊田伸、中尾英輔、中川博嗣、中島紀厚、中島貴美子、中島智宏、中西三知子、長野行雄、中村香司、西田新、西ノ上健、橋本正晴、橋本一豊、M瀬眞知子、早平淳一、原口信子、播磨亘、藤井孝子、堀江裕一、松岡寛、松本正明、三宅敬、安行英文、山路正明、山田洋一、山水満、山本和弘、山本常雄、横山徹太郎、吉田勲、吉原尚美、米田准三、米田喜美、若林成幸、和田貞雄、和田智子
(敬称略・順不同、2005年10月13日開催)


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10. ソナタ 奏鳴曲 No.20 「へこたれない」 総主事 水野雄二

総主事 水野雄二

 この秋、機会があって京都府舞鶴市にある「舞鶴引揚記念館」を家族で訪ねました。私にとっての戦後60年のイベントでもありました。舞鶴はあの戦争の終結と共に、中国や朝鮮半島などに残された多くの日本人が引揚船で懐かしい日本に辿り着いた、もっとも象徴的な場所です。かつては「岸壁の母」の名で、いつまでも帰らない息子を待つ母の姿が映画や唄になりました。
  私の母は1946年に赤子の姉を連れてこの地に降り立ちましたし、父はシベリア抑留を終えてその2年後に戻ってきました。この記念館には、そのような引揚船に関連する遺品や写真など、またシベリア抑留に関して収容所(ラーゲリと呼ばれた)の模型なども展示され、戦後生まれの私たちに過酷な戦争の歴史を教えてくれます。
  そこで偶然にも「俘虜用郵便葉書」とロシア語と漢字で書かれた、シベリア抑留者の日本へのはがきが私の目を引きました。セピアに変色したその葉書は、私の記憶にあるものだったからです。それは父が日本にいる母に宛てて出した16通の葉書とまったく同じ物で、高校生だった私に母が初めて見せてくれたものでした。父はシベリアで林業の仕事を強制されていたようですが、その便りの中でこう記していました。「・・・国が破れて少しの嵐があるのは当然です。これ位でへこたれません。平和な世界には希望があります。・・・」それ以来、酷寒のシベリアに居た父のその言葉が私を励まし続けました。「へこたれない」単なる精神力ではなく、確かな「信仰と希望と愛」に基づいた意志であると受け止めました。
  戦後60年の今年、神戸YMCAでも様々な取り組みがなされ、平和を希求する時となりました。シベリア抑留者65万人の内、3分の1の人が帰国できなかった中で、父母が引揚船で舞鶴に降り立ったことが「私にとっての戦後60年」を象徴しているように思えました。舞鶴引揚記念館の玄関横には大きな「平和の誓い」の碑が掲げられ、入場者を迎えています。


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11. ★プログラム参加報告★

 9月23日から4日間、私はYMCAの『中国・天津平和交流の旅』に参加しました。中国に着いて2日目、天津青少年活動センターで「平和のためのこども巡回絵画展」を見ました。私の絵もあったし、色々な国の子ども達の絵もありました。描き方はちがっていても子ども達は皆平和を願っていると思いました。その日の歓迎夕食会は人参で作った龍と鶴の飾りのすごいごちそうが出ました。
  3日目の記念式典では私もテープカットに参加しました。夜のカクテルパーティーでエビを食べていると、タイの二人の女の子が話しかけてきて、お菓子を交換したりして長い間話をしていました。私は英語があまり上手じゃないので、武田理事長先生や引率の吉田先生にずい分助けていただきました。その他の先生方にも大変お世話になりました。ありがとうございました。
  関西空港に帰って来た時、とても楽しい旅だったので先生方とお別れするのが悲しくなりました。機会があればまたぜひ行きたいと思っています。
滝野南小学校 4年1組 横山 葉月

 8月16日から22日、インドのムンバイで行われた「世界YMCA同盟150周年記念式典」に参加させて頂きました。“使命の再確認と正義ある平和をつくり出す為に”をテーマとし、世界約40ヶ国から700名近い参加者がありました。日本からは30名、神戸からは武田理事長、太田絵美さん(国際ボランティア)、私の3名で参加いたしました。
  感想としては、何よりも世界とつながるYMCAを肌で感じることが出来たことに大変感激いたしました。また実際に40ヶ国以上のメンバーが集う中に自分がいることが夢のようでもありました。言葉の問題は、行く前から分かっていたことではありますが、事前の準備不足からやはり相当苦労したと同時に、そのことの重要性を再認識いたしました。
  内容については、大きく分けて@記念式典、A基調講演、BボンベイYMCA活動視察、Cワークショップであり、私が特に印象に残ったのはBについてです。インド国内で抱える問題の一つとして貧困が挙げられますが、プログラム中、それに対してYMCAが具体的にどう取り組んでいるかという施設の見学がありました。農村部から大都市に出てくる人々の多くがスラムに住み、ゴミの山で食べ物を探している子どもや売春婦が居り、道ばたで売っているドラッグの数々・・・。それを実際に目の当たりにしたショックは一生忘れることがないと思います。そういった現状を学び、孤児や女性の職業訓練など地域の抱える問題の解決に取り組んでいる施設を見学出来たことは、自分にとって何物にも代え難い時間でありました。
  今回の経験を通して私に何が出来るのかを考えた場合、今私は専門学校を担当していますので、授業の中でこの経験を生徒の前で話していきたいと思います。生徒には自国以外のことにも感心を持って貰い、これから行われるYMCAの行事に関わりを持つきっかけになればと考えています。そこから始めていきたいと思います。
  本当に今回参加させて頂いたことに感謝いたします。
引率スタッフ:古谷佳之


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12. 「平和のハンカチーフ・ワークショップ」報告

めんばあず・レポート2

先号より、新しいコーナーとして「めんばあず・レポート」がはじまりました。
2回目の今回は、前回に引き続き藤井正子さんによる、9月17日に開催された 「平和のハンカチワークショップ」の参加報告です。

 「戦後60年平和を創るキャンペーン」の一環として、神戸YMCAでは「平和のハンカチ・プロジエクト」を展開している。自分の平和のイメージをハンカチに描いて、それをつないでいこうというものだ。
  9月17日にチャペルで行われたワークショップでは、講師のロニー・アレキサンダーさん(神戸大学大学院国際協力研究科教授、神戸YMCA国際活動委員)から「平和」について考えてみる糸口をいただき、その上でそれぞれのハンカチを作ってみた。

あなたにとって平和のイメージって?

  アレキサンダーさんをファシリテーターとした参加型学習のスタイルで、参加者は4〜5人のグループになり、「平和のイメージの色は何ですか。」「平和を象徴することばはあなたにとって何ですか。」といった問いかけに、感じ方や意見を交換した。
  先生からはまた、平和を考えることを人々はあえてしない場合が多いこと、平和をどう定義するか、どう獲得していくか、について講義があった。平和は戦争の反対とだけ考えるのでなく、暴力によって日常生活が侵される場合を考えるとより具体的で身近な問題となる。先生は3つに分類して説明された。

  1. direct violence 直接、物理的に加えられる暴力 (殺戮、破壊、略奪)
  2. structural violence 社会的に構造的にもたらされる暴力(貧困や差別)
  3. cultural violence 文化的なシンボルを使って正当化される暴力

さらに、平和を侵されている人々に共感を抱き、行動することが大切である。例えばYMCAを通じて、ボランティア活動に参加したり、一人ひとりが身近なことから取り組むことが大切であると語られた。
  グループ活動中、色については文字通り十人十色の発言があり、それらが調和をもって共存する世界こそが平和であると実感させられた。平和のイメージのことばとしては、多様性や、独創性、感受性といった抽象的なものから、微笑み、正直、分かち合い、公平といった日常のものまで、たくさん上がった。持ちよったハンカチはもともとの色や柄も、そしてそこに書き加えた絵やメッセージもみな個性的であった。
ふだん国際活動をしているボランティアは、活動を見直す上で有意義なワークショップであったと言う。またワークショップなどは初体験という人からも楽しかったという声があった。英語でのワークショップという試みであったので、次回からはより幅広い国籍の方々が参加してくださればと願う。

★めんばあず・レポーターを募集中です。まずは神戸YMCA本部事務局までお電話下さい。 〇七八(二四一)七二〇一


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13.フォトトピックス

9/17 ピースワークショップ
9/24 ワイズ旧西部合同部会
10/9 三田YMCAバザー 10/13 チャリティーゴルフ

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14. キャラクターディベロプメントシリーズN




Vol.12 RESPECT みんなのハーモニーの巻

ひとりひとりの個性はいろいろだけど、みんなの気持ちを一つにするとすてきなハーモニーが生まれるよ。

 

 

 

 

 


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15. 高石ともや&余島の仲間 チャリティーコンサート

わいわい歌おう フォーク&キャンプソング

◆日時:11月19日(土)15:00〜17:00
◆会場:日本基督教団神戸栄光教会  神戸中央区下山手通4−16−1
◆入場料:大人(前売)¥2,200 (当日)¥2,500 小中高生 ¥1,000
*収益金は、神戸YMCA余島キャンプ青少年育成基金として大切に用いさせていただきます。
◆主催:余島キャンプOBOG会
◆事務局:神戸YMCA余島野外活動センター TEL 0879-62-2241 FAX 0879-62-2240 E-mail info@kobeymca.or.jp
◆共催:神戸YMCA
◆後援:ワイズメンズクラブ国際協会西日本区六甲部・日本基督教団兵庫教区・神戸市教育委員


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16. 第13回チャリティーワインのご案内

シェフ・ソムリエから料理とワインの話を聞きながら秋の味覚を堪能する素敵な時間を過ごしませんか?

◆日時:11月18日(金)18:30〜20:30
◆場所:神戸YMCA三宮本館4階 レストラン「サイコー亭」
◆参加費用:\5,000
◆お問い合せ:神戸YMCAカレッジ 担当 功力・古谷・井上 TEL:078−241−7204 FAX:078−241−3619
*収益は「神戸YMCA子ども奨学金」に捧げられます。


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17. 市民クリスマス キャロルを歌う夕べ

宝塚YMCA・宝塚ワイズメンズクラブ主催

 宝塚市内の教会の聖歌隊有志や地域の合唱仲間が集まって愛と希望に満ちたクリスマス音楽を高らかに歌います。また会を通して“STOP AIDS/HIVプロジェクト”(エイズ教育・エイズ孤児救済等の国際ボランティア活動)への募金を呼びかけます。

◆日時:12月9日(金)19:00〜20:30
◆場所:宝塚ベガホール(阪急宝塚線 清荒神駅から1分)
◆入場料:無料(定員400名)
◆連絡先:宝塚ワイズメンズクラブ(若林)0797−87−0288


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18. 第20回クリスマスカードコンテスト作品募集中!

◆対象:幼児(3・4・5歳児)、小学生
◆応募締切:12月2日(金)  神戸YMCA必着
◆作品発表:兵庫県立美術館 原田の森ギャラリー
12月14日(水)〜12月22日(木)午後3時まで
同期間、神戸YMCAホームページにも掲載されます
◆お問い合わせ・作品送付先:
〒650-0001 神戸市中央区加納町2-7-15 神戸YMCA三宮ブランチ
クリスマスカードコンテスト事務局 TEL078−241−7202 担当:小野・林


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