神戸青年

 神戸青年 2005.3月号 目次

  1. 余島からのクリスマスプレゼント〜余島わくわくキャンプ報告〜
  2. わいわいフォーラム、開催!
  3. 〜受賞のお知らせ〜
  4. イースター早天礼拝
  5. ワイズメンズクラブ国際協会 第8回西日本区大会
  6. 省察
  7. 震災10年〜災害(非日常)から見る ボランティアの過去・現在・未来〜
  8. 感謝
  9. ソナタ 奏鳴曲 No.16 「忘れない」 総主事 水野雄二
  10. ひと 川北陽子さん(海外派遣日本語教師ボランティア)
  11. シリーズ 親子であそぼう
  12. 神戸ワイズ75周年・神戸メネット40周年記念式典
  13. ありがとう! リーダー
  14. 受賞おめでとうございます ホノルルマラソン
  15. 感謝 第7回神戸YMCAチャリティーラン
  16. キャラクターディベロプメントシリーズK
  17. 2004 Staff of the year
  18. PHOTO TOPICS
  19. 個人消息

1. 余島からのクリスマスプレゼント〜余島わくわくキャンプ報告〜

台風23号の被災地豊岡の児童を余島キャンプへ招待!!

2004年12月25日〜27日に余島わくわくキャンプ(台風23号水害被災地児童招待キャンプ)が実施されました。台風 号では度重なる風水害で人的・物的被害が広範囲に広がりましたが、このキャンプは傷ついた子どもたちの心や体のリフレッシュを願って行われました。
キャンプには被害の大きかった豊岡市内の小学生、計61名の子どもたちが余島に集いました。初日の子どもたちは緊張や不安、様子のさぐり合いや期待といったフワフワした様子でしたが、気がほぐれ仲間も増えると、2泊3日とは思えない活動量で、ちっちゃな島を走り回り、島中に元気な声を響かせました。その反面、グループのリーダーに台風での辛い思いを話す子、キャンプ中の作文に「お母さんが心配です」と書いた子もいました。
このキャンプで私達に何ができたのかはわかりませんが、たくさんの気持ちや思い、感じる心や学びのあったキャンプになったと思います。
最後になりましたがこのキャンプはたくさんの方々からのご協力とご支援を頂き、子ども達を無料招待することができました。ご関係頂いた皆様、本当にありがとうございました。

余島わくわくキャンプ 協力・協賛団体
ひょうごボランタリープラザ・神戸市社会福祉協議会 ・豊岡市社会福祉協議会・豊岡市教育委員会・ 洲本市社会福祉協議会・ 洲本市教育委員会・ 豊岡ロータリークラブ ・豊岡円山川ロータリークラブ・洲本ロータリークラブ・国際ロータリー第2680地区新世代委員会・ワイズメンズクラブ国際協会六甲部・神戸ワイズメンズクラブ・神戸西ワイズメンズクラブ・西宮ワイズメンズクラブ・神戸学園都市ワイズメンズクラブ・宝塚ワイズメンズクラブ・さんだワイズメンズクラブ・神戸ポートワイズメンズクラブ・芦屋ワイズメンズクラブ・神戸メネット会・神戸YMCA三宮ブランチバザー委員会・神戸YMCAベルクワイアー・神戸製菓専門学校・神戸市民クリスマス委員会・日本キリスト教団神戸栄光教会・日本YMCA同盟・余島キャンプOBOG会・小豆島バス・小豆島急行フェリー・イルミネーション協力(余島近隣ホテル)・マルシマ印刷・神戸YMCA(順不同)

    


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2. わいわいフォーラム、開催!

去る1月8日、わいわいフォーラムが開催され、約110名の方々が参加し、パフォーマンス参加者を含めると160名以上の方々が集ってくださいました。
今年のテーマはキャラクターディベロップメントを深めるために「わたし自身と大切なあなたに気づく」とし、開会礼拝から分科会に至るまで、4つの価値をもとにプログラムが進行しました。「わたしの中にある宝」として「思いやり」「誠実さ」「責任感」「尊敬心」に気づき、その光りを灯すという印象的な開会礼拝から、職員のレポートを挟み、10の分科会で懇談討議がなされました。
恒例になりつつあるパフォーマンスは今年もすばらしい演技ばかりで、大変好評を博していました。
ご協力いただいた皆さんに感謝いたします。

参加者から〜分団の感想  木村佳恵さん(明石センター)
私たちのグループは4つの価値、すべてが大切だという結果になりました。人ともっとどんどん関わっていこうという話しを中心にしました。人と関わることは自分に気づくこと、ということにも気づきました。人と接するには笑顔が一番です。さあ、まずみんな笑顔で手をつなぎましょう!


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3. 〜 受賞のお知らせ 〜

山口 徹さん(前神戸YMCA総主事)が平成16年度 財団法人兵庫県体育協会体育功労賞を受けられました。
心よりお祝い申し上げます。


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4. イースター早天礼拝

イエス・キリストの復活を教派を超えて共に祝い、死に打ちかって今も私たちの間で働いておられる主を賛美いたしましょう。

日時: 3月27日(日)午前7時〜8時15分
場所: 神戸東遊園地(神戸市役所南)*雨天時 神戸YMCAチャペル
奨励: 坂本 献牧師 (日本バブテスト連盟神戸教会)
主催: 神戸YMCA・神戸YWCA
お問い合せ: 078-241-7201

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5. 神戸、今もあなたとともに ワイズメンズクラブ国際協会 第8回西日本区大会

日時: 2005年6月11日(土)〜12日(日)
会場: 神戸国際会議場・ポートピアホール
ホストクラブ: 神戸ワイズメンズクラブ
協力: ワイズメンズクラブ六甲部全クラブ
第8回西日本区大会HP: http://kobeymca.or.jp/ys/8th

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6. 省察

昨年から今年にかけて、災害ということについて考える機会が多かったように思う。国内のみならず、海外においても多くの災害に見舞われた。さらに、神戸周辺に住まう私たちにとっては、阪神淡路大震災から 年を迎え、連日の報道を見ることとなった◆昨年10月、兵庫県下を襲った大洪水の時「私に何ができるのか。どこへ行ったら良いのか。」と考えさせられた。やはり団体に所属している方が、すぐに動きやすいことを知った。西宮と淡路でのボランティアに参加し、それぞれの団体において得意な分野があると思った◆こういう時に、YMCAができること、YMCAだからこそできること・・。カウンセリング、復興に向けての心のケアを考えてもらいたいと思う。YMCAのマークに描かれている三角形の「SPIRIT・MIND・BODY」。世界を4つの人種に分けた時、私たち黄色人種は「MIND」に優れていると言われている◆今まで私は、YMCAに様々な形(子どもの頃メンバーとして、学生ボランティアリーダーとして、地域委員として)で関わった際、どんなに時間が空いていても、いつもすんなりと受け入れてくださった。こんな「MIND」を、国際組織であるYMCAが、国内外に向けてぜひ発揮してほしいと願っている。(石井 恭子)


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7. 新春座談会 *1・2月号からの続き*
  震災10年〜災害(非日常)から見る ボランティアの過去・現在・未来〜

1・2月号では、それぞれの阪神・淡路大震災を、直後〜数日後、それ以降と順を追ってボランティアやボランティア・コーディネーターのご経験から当時の動機や気持ち、また混乱の中でできたこととできなかったことなど、振り返っていただいたことを掲載しました。その中で浮かび上がったのは次の3点です。@日常での人との関わりが、緊急時に人を動かす最大動機。A(混乱の中十分ではなかったが)被災地からの情報発信が大切。Bボランティア・コーディネーターの存在がボランティアを生かす鍵。
  今号では、座談会の残り、約3分の1の模様をお伝えします。終盤にかけ、お話はいっそう深いものになりました。(敬称略)

 
●太西裕二さん
特別養護老人ホーム
オリンピア 生活相談員
●藤井昌子さん
色彩楽園代表
●水野雄二さん
神戸YMCA総主事
●山口徹さん
前神戸YMCA総主事

災害ボランティアの引き際

藤井昌子 《色彩楽園代表、震災当時、小学校等をまわり、子どものメンタルケアーを目的に出張アトリエ教室を行う》 今秋の豊岡でも、もう終わっているから結構と地元から言われたりしました。

山口徹 《前神戸YMCA総主事、震災時YMCAが行った救援活動、復興支援の総指揮をとる》 いつ引くか、それが大事だろうね。地域がある程度持ちなおしてきたら彼らが自分自身でどう自立へ向かい、どう復興してゆくのかがもっとも重要なことで。

藤井 お手伝いに行っているだけですから。私たちがメインではないですから。

太西裕二 《特別養護老人ホームオリンピア生活相談員、当時は神戸YMCA講師で震災直後ボランティア・コーディネーターとして活躍》 難しかったのは、散髪ボランティアが行われていたとき、地元の散髪屋さんがオープンした。ボランティアの方が無料やからとなると、結局は地元にお金が落ちず復興が遅れる。

水野雄二 《神戸YMCA総主事、震災当時は三宮本館で救援本部事務局を担当》 同じように自転車屋さんがオープンした隣でパンク修理をボランティアでして文句が出ましたね。

太西 本当に引き際は難しい。

山口 関学の田中先生のゼミなどでは「ボランティアは弁当を持って行かないで向こうの地元の店で買いなさい」と。地域作りはそういうことから始まる。

水野 今回新潟でも救援物資はあっという間に集まったらしい。ただ、道路が遮断されたりしているから、届かなかった。新潟までは大量に物は行っていたんだけど。だからお弁当も大量に腐って捨てたらしい。そうなると新潟のコンビニとかは商売あがったりやね。最初のライフライン、命をつなぐためのものはいると思うけれど、過剰なサービスはいらない。

ボランティアの現在と未来 〜広がりから深まりへ〜

藤井 正直にやれるようになってきたと思う。それぞれができることをするのが基本。やりたいけど、人目があってやれない。手伝いたいけど良い恰好していると見られるからやめるというのがあったと思うけど「やりたいからやるねん」と正直になるきっかけになった。 年続いてきていればいいなと思うし、続いていると思う。

水野 福井の水害ボランティアを思い立って専門学校の学生に声をかけたら5人の学生が手をあげた。その時に道々「何で手をあげたん?」と聞くと「自分探し」と言う。「どういうこと?」と聞くと「今までそんなことする自分ではなかった。でも今回行ってみようと思った。それをきっかけに自分は変わっていくような期待がある」と言ったんです。2日間作業をして帰ってきて「変わったか?」と聞くと「変わりました」という。そんな簡単に変わるのか、とも思うけど。(笑)

太西 ボランティアというものが身近になったと思う。僕も震災前にボランティアリーダーやっていますと言ったら、偉いわねえというようなことを言われ、気恥ずかしくなるようなことがあった。そうではなく広まってきている・・身近になったことが大きかった。
水野 例えば道を歩いていて落ちているゴミを何気なく拾ってゴミ箱に捨てる。これもボランティア。それくらいの身軽さがあって良い。自分がやることによって、だんだん普段から気になるようになる。

山口 YMCAでは「ごみが落ちたら拾う人」を育てるか、「ごみを捨てない人」を育てるか・・両方できないとあかん。杉並か世田谷かで、西宮の宿泊型のサニーボランティアハウスに月曜から金曜まで泊まってボランティアに来ていた高校生が東京に帰って「私たちは何回も神戸に行けない。でも自分たちが住んでいる町にも問題はないのか?独居老人、障がい者が孤立していないか?」と問い直すところからボランティアを始めている。それが意識の深まりや広がりだと思う。それがもっと広がればと願いますね。

水野 今言われているのは個人のレベル、組織やコミュニティーのレベルとあると思う。コミュニティーのレベルでどうだったかというと、確かにNPO法人があれだけ増えたり、いろんな面でのボランタリーな人の動きも震災のアフターケアーを含めて広がったと思う。 年前の震災は確かにその契機となった。YMCAの組織のレベルでは今、総主事として評価すると不充分だと思うので、そのことは大切なこととして繰り返しいろんなところから内実化させようとしている。個人のレベルでどう深めていくかというのは、YMCAの組織であろうとなかろうと深めていこうとする働きかけをしないといけない。そういう人は増えたかなとは思うけれども。

山口 ボランティアがあのとき広がったけれど、僕はこの震災で内実はもっと変わると期待していた。主体性とか自主性の姿勢で、人に言われなくても動くことは震災の時できていたと思う。YMCAの規模も大きくなりプログラムが多様化している中で、大学生のボランティアの質や広がり、内実はもっと変わるものだと期待していた。災害時にボランテイアはファッションみたいにたくさん来た。しかし、YMCAのボランティアはそれだけではなくて「人間の命とは何か」、「人間として生きることはどういうことか」など、体験を通して変わってゆくことがあると思う。YMCAでも平和の問題、人権の問題いろんなことをする中で、スタッフから言われなくても自分たちの問題として参画する。そのことを命としながらどう伝えてゆくか、そのことに対して一人人ひとりが考えなければ。だから自分は何のためにどう行動するか、という深まりというか、そのへんですね、今問われているのは。その時々でYMCAはよくやったと思うけれども、それがどう継続して今や未来に深められて生かされて行くのかどうか。

ボランティアの「いのち」

山口 PTSDという言葉は今や当たり前になっているけれど、サンフランシスコから日系人のトゥルー本間さんがここに来て「山口さんご苦労さんね。もうそろそろ消防局長、警察署長、山口さんを含めそういう責任者が疲れてくる頃よ。そういう人たちのケアーを考えなさい」と。災害後のPTSDやメンタル・ケアーを学ぶ目的で、その後アメリカに白石さん、倉石さん、井出さん、大江さんを送りました。台湾の地震の時も派遣して。そういう人たちがいて、YMCAを世界規模のボランティア団体と認識してくれた。大きかったね。」

司会者 メンタルなケアーには専門的な関わりと、誰もが心がけていくべき人としてのあり方と、双方あると思います。YMCAは専門家の指導を得ながらの後者であり、震災時にも、人に近づき、寄り添うということを専門家レベル、素人レベルのいずれにおいても、大事にしていたと思うのですが。

山口 世界YMCA同盟のジョン・ケーシー総主事(当時)が来た時、長田のおばあちゃんの家を訪問してね。おばあちゃんにとっては相手が誰か分からない。見知らぬ外国人が来て、英語も分からへんし。ところが、そのおばあちゃんがジョン・ケーシーに抱きついて泣いた。おばあちゃんには、心から寄り添ってくれる相手やと分かったんやね、言葉は通じなくても。そばに近づき寄り添う。そこからしか始まらないと思うんです。

藤井 避難所の出張アトリエ教室で、いつも絵を描くわけでもないのに教室のお姉さんの横に来て、ひっついているだけで帰る子もいた。それも同じようなことやったと思いますね。

司会者 神戸青年紙上にマンガが連載されています。その中で災害や戦争が起こったりした時の私たちのするべき価値は最初「ケアリング」(思いやり)と思ったのですが、その後編集部で話していると「レスポンシビリティ」(責任感)ではないかと。

水野 「レスポンシビリティ」とは「レスポンス」つまり応答性。例えばそれは「社会のいろいろな状況の中でそれをより良くしてゆく」という、YMCA的に言えば「神の問いかけに対しての応答」。YMCAというのはいつの時代にあっても神様との応答の中で仕事をしてきた。世の中に弱い人、悩んでいる人がいる。そのことにレスポンスする、プログラムを企画する。たまたま、震災の時が非日常だったというだけ。PHD協会の草地さん(故人)が言っていたけど「言われなくてもやるのがボランティア。言われてもやらないことも、自分が人間として選択してゆくこと」今から振り返ってみれば、もっとベターな行動がとれたのではと自ら問うこともある。神戸市民の多くはそう思ったと思う。とくに家族を失った人はそのように思うことが多い。

山口 震災時、YMCAは地域に対することはしたけど、うちうちの会員に対して手を差しのべるべきことをやったかと言われると分からない。しかし今、会員であろうとなかろうと関係なしに、「目の前の人が大切な人だった」と解釈している。YMCAというのは特定の誰かにではなく、いつの時代もあえぎ苦しむ人にいかに手をさしのべるか、いかにその人のそばに行ってあげられるかであって、それが会員であるなしは本質的な問題ではないと思いたい。障がい者や独居老人の問題も、震災前からあったことであり、それがたまたま浮き彫りにされただけであって、YMCAが地域にあって日常的に関わってきたことだった。

水野 日常の関わりが非日常に生き、非日常の関わりが日常へ返ってくる。その本質は、先ほどの言葉を借りるといかに近づき寄り添うか、ということ。これは現在、神戸YMCAが取り組んでいる「GOAL2011」でうたうところの「いのちのミッション」、その内実だと思います。「GOAL2011」を深めるプロセスにおいて、震災からの学びは、しんどいけれど継続していく必要性があると感じます。(了、文責 編集部)


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8. 感   謝

ご寄付

山崎往夫、日本キリスト教団神戸教会、神戸YWCAマザースカレッジ(2005年2月24日現在、敬称略)

第11回チャリティーワイン

青柳正志、青柳美知子、石原剛、大久保忠彦、大久保淑子、大島以知彦、神野敬子、加茂周治、加茂眞喜子、合田純二、合田洋子、小西正明、坂口武司、シディーサキヤ、鈴木美和子、角南忠昭、武田建、武田寿子、鄭源紀、鄭永子、中島紀厚、西尾卓、馬場清子、馬場金司、濱浩一、古川於兎彦、堀岩夫、堀江裕一、松本喜美子、丸山裕明、森紘一、安行英文、山本常雄、楊ワンイ、吉田明、吉田早苗(2月19日、敬称略)


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9. ソナタ 奏鳴曲 No.16 「忘れない」 総主事 水野雄二

総主事 水野雄二

神戸では1月17日に阪神淡路大地震10年を迎えました。新潟中越地震やスマトラ沖地震・津波の大災害もあいまって、国連や国、県、市あるいはNPOによる様々な記念イベントが神戸を舞台に繰り広げられました。あの震災から学ぶ「防災」「減災」「公助」「共助」などがキーワードとして語られました。
そのような催しの中で、私が実行委員長を務め、多くの有志の実行委員によって準備された「大地震子ども追悼コンサート」が、大人子ども合わせて2000人の聴衆を集めて開催されました。

「忘れてしまえと言われても わたしはあの日を忘れない
悲しくつらいと言われても わたしは決して忘れない
あの日があるから今のわたしが
こうしてここに生きている
わたしはあの日を忘れない
そうしてこの道 歩いてゆく(後略)」

このコンサートで歌われた「忘れない」(新沢としひこ作詞 クニ河内作曲)という歌。このコンサートでは、震災で亡くなった514名の子どもたちを悼んで作られたこれらの歌を、震災後に生まれて今を生きる1000人以上の子どもたちと一緒に歌うことができました。亡くなった子どもたちは、今もあの時のままの姿で10の年齢を加えることなく、天上に居ます。「514」という数字で語られるのでなく、一人ひとり名前を持った514人の子どもたちの生活が「あの時」で終わってしまったことを悲しみ、天上での平安とご遺族への慰めを祈ります。「あの時」から10年の時が流れた1月17日に。


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10. ひ と 川北陽子さん(海外派遣日本語教師ボランティア)


2003年4月より2年間、チェンマイYMCAに日本語教師ボランティアとして神戸YMCAより派遣。チェンマイYMCAランゲージセンターで日本語クラスを担当されると共に、国際センターの活動や日本からのスタディーツアー受け入れのサポートをしてこられました。この3月末に任期を終え、帰国されます。インタビューは数千キロを隔ててメールで行われました。 (聞き手:神戸青年編集部)

●タイ、あるいはチェンマイはどんなところですか。
  わたしの知っているタイとは、チェンマイでしかないのですが、一言で言うと、びっくり箱のようなところです。あっと驚く不思議が、日常のあちこちに普通に転がっている・・・例えば、昨日までの雛鳥が、今日は突然大空を飛んでいた・・・というようなことがありえそうな、不思議がいっぱいの国です。

●仕事される上でのご苦労ややりがいについて、教えてください。
  文化背景の違う国で育った人間同士が、変らないものや変えられないものを受け入れ、昇華していく努力をせねばならないのは、口でいうほど簡単ではありませんでした。
  しかし、仕事をすることで、タイ人と同じレベルで生活をすることができ、日常の目線でタイを知ることができたこと、2年という短い(?)間に、様々な面をみせてもらえたこと、分かり合えたことがよかったです。
  また、こちらで仕事をしている日本人や、その他の国籍の人もですが、数年に一人しか出会えないような素晴らしい人たちと、たくさん出会えたことも大きな財産となりました。

●2年間でもっとも印象深く学ばれたことは、何でしたか。
  色々ありますが、一番印象深かったのは、タイ人の(YMCAの)ホスピタリティです。
お金をかけたりせずに、本当に大切なことだけを、シンプルに、心でもてなしを行う。相手を思いやること、その思いをアクションにおこすことは、全ての働きに共通してゆく素晴らしい姿勢だと感じました。わたし自身も、これからも学び続けてゆかねばならないと思う大きな課題です。

ありがとうございました。2年の長きにわたるチェンマイでのお働きに感謝です。今後のご活躍をお祈りしております。


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11. シリーズ 親子であそぼう


掲載準備中です。今しばらくお待ち下さい。

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12. 神戸ワイズ75周年・神戸メネット40周年記念式典

「神戸ワイズ75周年・神戸メネット40周年記念式典」が神戸ポートピアホテルにて行われました。

2月6日、神戸ワイズメンズクラブ75周年・神戸メネットクラブ40周年の記念式典がポートピアホテルにて 150名の参会者を得て開催されました。神戸YMCAをサポートする8つのワイズの中でももっとも歴史のあるクラブが大きな節目を迎えました。
  式典は神戸ワイズメンである山根貞夫司祭の司式による礼拝で幕を開け、神戸YMCA武田寿子理事長はじめ関係する方々の祝辞が溢れんばかりに寄せられました。式典後にチェンマイYMCA主事であるパチャリンさんが「神戸YMCA、神戸ワイズメンズクラブとチェンマイYMCAとの交わり」と題して記念講演されました。神戸ワイズとメネットが大切にしてきたチェンマイYMCAとの絆を改めて確認しつつ、チェンマイYとのワークキャンプを通じてユースの成長を支えてきた両クラブへの謝意を述べられました。積み重ねられた歴史への敬意と未来への希望に満ち、温かさにあふれた会となりました。


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13. ありがとう! リーダー

今年も学生時代の貴重な時間と力を捧げ、YMCA活動の担い手になってくれたボランティアリーダーが巣立っていきます。彼らの奉仕に心から感謝するとともに、奉仕活動を通して得たものがこれからの糧になることを願っています。以下は今春卒業するリーダーです。(順不同・敬称略)

余島 重森一索 藤原晃 中水元気 錦織明生 廣川陽祐 藤村耕典 阿原紗知子 小原紗容子 北山亜梨沙 桑本恵里 小池由加里 佐伯真理子 酒井陽子 高橋理那 続真由美 中尾日香 中島裕子 中辻加奈 野呂美文 浜崎祐子 平田依里 三好祥子 片野葵 服部結花子 田中彩子 李青佳
須磨 加藤さやか 奥村紘子 源水かなえ 富田篤 尾辻晴香 山下真由 山田武彦 松岡修生
生涯教育センター 上本麻衣 赤地麻希 松原レイ子 小川真理子 田口貴昭 都藤周幸
西神戸地域活動センター 井倉いづみ 小林靖直 竹内香里 島谷龍世 冨吉恒成 下村彩 倉光良依 松本遼舛井裕美 野林萌子 吉川めぐみ 右田久美子 南條絵里奈 森泰斗
西宮YMCA 石井智 井山和子 川上拓人 久保田恵 竹橋麻衣 千代松亜季 中井菜緒 中野卓磨 西田美沙 野村一平 馬場田悠作 冨宅左恵子 NG TSZ MAN 松田和之 井上由里 中村香緒里
明石 栗原育美 山崎美佳 壺井聡子 梶田真衣 村上優 大藤佳奈 中野章代 山内香代
三宮ブランチ 安部洋一郎 森島万希子 森本雅子 山本枝里 石田由佳 久下博子 栗原直子 堂本了史 中山智紀子 藤原慎也 粕谷早紀 高村祐輝 西村佳美 林麻衣子 原田裕貴子 本澤真衣 白井麻奈美
三田センター 宮井潤一 田中里佳 中野容子 上野美雪 細見浩子 菰田由美 中東卓也

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14. 受賞おめでとうございます ホノルルマラソン

19歳以下の部門 優勝!
専門学校フィットネス&スポーツ学科1年

庄子優介さん タイム:2時間42分7秒


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15. 感謝 第7回神戸YMCAチャリティーラン

支援金額総額 ¥2,463,832 そのうち 
¥492,766を全国YMCA障がい児プログラムの支援のために
¥620,138を神戸YMCA障がい児プログラムの支援のために
合計¥1,112,904を使わせて頂きました。ご協力ありがとうございました。


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16. キャラクターディベロプメントシリーズK






VOL.9 HONESTY「自分でできること」の巻


 

 

 

 


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17. 2004 Staff of the year

ひときわ献身的な働きをした職員・講師を表彰する制度が一昨年前より開設され、今年で3度目になります。2004年度は、このスタッフ達が1月5日の新年礼拝にて富川副理事長より表彰されました。

余島一豪さん (余島センター 嘱託職員)
樹木の剪定や草刈り、落ち葉処理、危険箇所の点検補修など多岐に渡る余島の施設管理担当として、日々活躍中。年中屋外での業務で、その仕事がなければ余島は荒廃している。特に昨年は台風による被害甚大で、その都度、献身的な復旧作業を担った。

西岡有香さん (西宮ブランチ 準専任講師)
LDサポートプログラム開設により10年間、中心的な主任講師として神戸YMCAのみならず、全国YMCAにも指導的立場として貢献した。LD学会での発表や近隣学校の教育現場の研修にもYMCA指導者として貢献し、そのためにYMCAの働きが認知された。昨年の10周年記念事業の準備、開催まで中心的にリードした。

林久味さん (三宮ブランチ 事務職)
非常勤講師の採用、研修、ケアーなどの業務を通して、複数部門が協働するセクションの業務複線化に貢献した。ワイズメンズクラブ、ハンドベル、くさぶえなどの成人文化活動への適切な対応により、ボランティアの増加に貢献した。

小林真由美さん (事業部 嘱託職員)
常勤ホームヘルパーとしての献身的な働きがあった。サービス提供責任者としての働きとその激務の間に、ホームヘルパー1級の資格を取得した。

達直樹さん (西神戸地域活動センター 準専任講師)
子どもの指導だけでなく、指導者の指導を通して質の向上に取り組んでいる。サッカー領域だけでなく、保育園児の体育指導、学童保育へも自主的に関わっている。また、豊岡台風水害の救援活動にも積極的に参加した。


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18. PHOTO TOPICS

写真掲載準備中
2/5YMCA保育園
おひさま分園の献館式
2/19神戸栄光教会にて
追悼音楽礼拝
1/8初めて試みた夜の街頭募金
〜スマトラ沖地震・津波被災地のために〜

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19. 個 人 消 息

■お誕生■ おめでとうございます
 大石恵理子さん(本部事務局職員)のご長男 賢くん1/9
■ご逝去■ 謹んでお悔やみ申し上げます
 岡山泰典さん(YMCA保育園職員)のご義父様 2/18
 和田雪さん(生涯教育センター専任講師)の御尊父様 2/20

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