変革を導く 〜敵を愛しなさい〜
YMCA/YWCA 世界合同祈祷週 11/14〜20
「しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」
(マタイによる福音書5章44節)
「人との違いは対立ではなく、豊かさを創っていく要因となる。」
〜神戸YMCAいのちの輝くセミナーにて、池住義憲さん〜
毎年11月、世界中のYMCAとYWCAが合同で共通のテーマのもと共に祈り、考え、行動への契機とする特別の1週間「合同祈祷週」を迎えます。
今年の祈祷週のテーマは「変革を導く」で、マタイによる福音書5・43「あなたの敵を愛しなさい」がテキストとして取り上げられます。
「今年の祈祷週は争いに満ちた世界というコンテキストの中に置かれています。世界ではメディアを通じて『敵』という物言いをすることが正当化されています。祈祷週の礼拝では『あなたの敵を愛しなさい』というイエスのラディカルな命令を大きく取り上げます。テロリストとテロリズムとの闘いというコンテキストで目下なされている様々な要求についてはどう理解されたらよいのでしょうか?目の前にある問いは、私たちが敵を持つかどうかということではなくて、私たちが敵を愛せるかどうかということではないでしょうか?」(モニカ・セッシェ世界YWCA会長、シーザー・K・L・モレバチ世界YMCA同盟会長、抜粋)
「敵を愛するということは敵の行動を受け入れ、敵に同意しなくてはならないということを意味するのではなく、対話の用意ができているということを意味しています。真実の対話という観点で、そして非暴力の精神で一緒になることによってこそ、私たちは変革に取りかかることができます!」(ハイチのマリー・クロード・ジュルサン、抜粋)
「グローバリゼーションの一つの特徴は、敵をつくるということです。特にそれは9・11以降、国際政治を特徴づけるようになったものです。テロリズムとの戦いは私たちの時代の危険性を解決するための安易な解答となってしまいました。」(フィリピンのクラリッサ・バラン、抜粋)
イエスは正義のために闘いましたが、それに制限されることはありませんでした。イエスはあわれみを示すことによってこれを越えて進みました。神は正義の目で私たちを見ますが、あわれみの目で見て下さってもいるのです。」(アルゼンチンのアナ・ヴィラヌエヴァ、抜粋)
「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」(日本国民)
祈りましょう・・
神さま私たちは祈ります、
私たちの心を開き、
み言葉によって導き、
平和への道を見出すことができるようにして下さい。
聖霊が私たちを導いて下さいますように。
アーメン。
2004年度 YMCA/YWCA 世界合同祈祷週プログラム
- 11月8日(月) 7:00-8:30 朝祷会 於:神戸YMCA
奨励:林健夫(キリスト教使命委員会) 司会:杣浩二(キリスト教使命委員会)
- 11月16日(火)神戸YWCA/YMCA合同礼拝
9:30-10:30 於:神戸YWCA5Fチャペル
奨励「ブルカを脱いだ少女にならって」
上内鏡子(日本基督教団神戸イエス団教会)
- 11月16日(火)聖書学び会 10:30-12:00於:神戸YWCA6F
- 11月16日(火)YWCA学院の留学生とともに 12:15-13:00 於:神戸YWCA5Fチャペル
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