神戸青年

 神戸青年 2004.5・6月号 目次

  1. いっしょに生きてゆきたい 〜2003年度国際協力募金感謝〜
  2. 「若者が共に世界を変えるために」ユース・フォーラム報告
  3. 「ナンバーワンよりオンリーワン?」(教育講演会)
  4. 2004年定期総会公示
  5. 省察(星野昌枝)
  6. 夏のキャンプ特集
  7. ソナタ 「老いてますます壮ん」(土屋利雄先生)
  8. 六甲部通信 【神戸西ワイズメンズクラブ】
  9. ★新シリーズ★ 親子であそぼう!
  10. ハーフマラソン 1時間17分23秒!!
  11. PHOTO TOPICS 〜西部地域から〜
  12. 第21回タイワークキャンプ報告
  13. 個人消息

1. 〜2003年度国際協力募金感謝〜 いっしょに生きてゆきたい

2003年度神戸YMCA国際協力募金が、3月をもって終了、410万円以上もの浄財をお寄せいただきました。ご協力をいただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。

募金は「募心」である、とはよく言われます。ささげられた「こころ」が相手の同じ「こころ」に届きつながり合えたとき、その受け手だけでなく、送り手の心をも明るく輝かせます。そのとき「こころとこころ」は、送る側と受ける側という区別を超えて、まさしく「出会う」と言えます。その意味で、YMCA国際協力募金活動は「あの人たちと出会い、つながりたい」という私たち自身の願いのあらわれでもあるのかも知れません。「出会い、つながる」ことこそ「いのち」だと、私たちは心の奥底で気づいているからです。そのひとつの例が4面でご紹介している「タイワークキャンプ」です。タイ北部の村での施設建設費に、皆さまの国際協力募金の一部が用いられています。(2003年度神戸YMCA国際協力募金の総合的なご報告は、次号をお待ちください)

タイ北部チェンライ県のメーロイライ村にて(第20回タイワークキャンプ地)

 



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2. 「若者が共に世界を変えるために」
アジア太平洋YMCA同盟ユース・フォーラム

一、ユースフォーラムの目的

第16回アジア太平洋同盟(APAY)総会に先立って3月8,9日に延べ18ヶ国、約90人を集めシンガポールで開催された。今回は日本から18名、神戸からは3名の若者たちとスタッフの小紫さんが「若者がともに世界を変えるために」というテーマの下に集った。このフォーラムはAPAYの加盟国の若者に、「明日のリーダーではなく今日のリーダーになる」機会を与えるために次のような目的を持ち、4年ごとに開かれている。
(1)公正で平和な社会を作り出すために、どのように社会変革できるか協議する。
(2)アジアの現実を分かち合い、共通の問題に焦点をあて、自分たちの役割を探る。
(3)これからの4年間の行動計画をまとめ、総会に提案する。
言葉の壁を超え問題を共有し友情を深めた。フォーラム後の総会では若者たちが、多くのプログラムに積極的に取り組み、ユースパワーがYMCAの原動力であることを証明した。(本会理事長・アジア太平洋同盟常務委員 武田寿子)

二、ユースフォーラムの概要

シンガポール・メトロYMCAにて開催されたユース・フォーラムでは、3日間集中して情報交換・協議・講演・礼拝・交流プログラムが行われた。

若者に関連した国レベルでの課題、YMCAの取り組み、そしてYMCA運動が直面している問題や課題を、ワークショップ、レポート、ドラマ、ディスカッションなどを通してシェアし、最後に宣言文という形でまとめ、今後の行動指針とした。
東アジア地域でシェアした共通の課題は、過去のフォーラムでも取り上げられた「若者の失業と教育の問題」「HIV/AIDSの問題」。これらの問題に加えてアジア太平洋地域で「平和の構築と和解」「経済の不公正」に対しYMCAがどう取り組むか、今後の行動の方向性について再確認する必要性を示した。
引き続き開催された第 回アジア太平洋YMCA大会では、「正義ある平和への変革の精神性」をテーマに、延べ27ヶ国約300名のYMCA関係者が集い、礼拝、講演、ディスカッション、評議会、各国の実践報告がなされた。正義ある平和を構築するためには、積極的な市民社会への参加、苦しんでいる人や虐げられている人と共に歩んで行くこと、そして他の地域とのネットワーク作りを促し開発することが必要であると再確認した。
一連のフォーラム・大会を通じて、YMCAの中で若者のリーダーシップがより発揮できるよう、ネットワークの構築などいくつかの重要な取り決めがなされた。(神戸YMCA職員 小紫富久枝)

アジア太平洋YMCAユースフォーラム宣言文
Young People, Together toward a Transformed World
「変革された世界に向けて若者たち集まろう」
Be the change you want to see in the world
「世界中であなたがたが思い描く変革よ起きよ」

三、ユースによる感想

今回、このように多くの国の人と意見を交わせる機会が持てたことを、心から感謝しています。各国、各地域の抱える問題を共有できたこと、特にユースフォーラムで、若者の考えていることを、お互い確認できたことは、非常にいい経験になりました。国際的な問題を前にした時、自分達に一体何が出来るのかと不安になることもありますが、アジア各国に、同じように考え、活動している友人がいるということが分かり、これからの活動の支えになっていくと思います。(毛利有紀子)

大会では英語の能力の問題もありましたが、何年かに一度でも、同じ世代の若者が、ひとつの場所に集まってお互いの国、考え、活動を共有する場を持っていることに感銘を受けました。それはYMCAの精神に則った、同じ理念、同じ想いをもってそれぞれの国で活動しているということ。今回の大会ではそれが一番印象に残りました。これからの活動で、「YMCA」というもののとらえ方が変わっていきそうです。世界に目を向けつつ、YMCAでの活動ができそうです。(中野卓磨)

同年代の仲間としてユースが集まり話す機会を持つことの重要性を改めて実感した大会でした。アジア太平洋地域の多様な国や地域から集まった私たち若者が、同じ目標に向かって個々の現状とそれらに対する取り組み、そして今後の課題を共有することは勇気づけられる経験でもありました。これからの私たち若者そしてYMCA全体に課された宿題の一つは、今回大会で挙げられた様々な課題項目をずっと課題のままにしておかないことでしょう。(葉名利栄子)

ワークショップのひとこま

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3. 子ども・権利・教育「ナンバーワンよりオンリーワン?」

第1部 爆笑寄席 笑福亭福笑「今、教育現場が危ない」
第2部 講演 小森 陽一「マスコミで報道されない教育のはなし」                  
         記
日 時 : 5月29日(土)午後1:30〜4:30
場 所 : 兵庫県民小劇場(兵庫県庁西館地階)
入場料 : 前売 1,500円 当日 2,000円
主 催 : 5.29教育のつどい実行委員会(神戸YWCA・神戸YMCA他) 
問い合わせ: YWCA TEL 078-231-6201

神戸YMCA各ブランチにて前売チケット発売中


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4. 2004年 定期総会 公示

本会会則(寄付行為細則)第22条により、下記の 通り総会を開催します。

日時:2004年5月28日(金)18:00〜
場所:神戸YMCAチャペル
議事:
1.2003年度事業報告の件
2.2003年度収支決算報告の件
3.2004年度事業計画の件
4.2004年度収支予算の件
5.役員の選任
6.その他 表彰:ボランティア奨励賞 ユースリーダー認証者紹介
以上


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5. 省察

現行の社会福祉法第七十八条の中に「社会福祉事業(保育所)の経営者は自ら提供するサービス(保育)の質の評価を行うことなどにより、常に福祉サービス(保育)を受ける立場の側に立って良質かつ適切な福祉サービスを提供するよう努めなければならない」と書かれている。そのために第三者による評価を実施することも謳われている。「福祉」がサービス業になり、保育士はそこで働くサービス提供者ということである。◆サービス業であれば顧客のニーズを素早くキャッチし、クレームが出ないよう注意を払う。対応のまずさや改善の遅滞は、事業の存続を危うくすることになりかねないからである◆けれども保育のサービス利用者は「保護者」と「こども」である。「もの」ではなく、「いのち」なのである。互いの信頼関係がなくてはできないし、今すぐ結果が出るようなことではない。その怖さを持ちながらの信頼なのである。ただそれを都合のよい言い訳にしてはいけないし、「子どもにとって」という視点は、第三者の客観的な目を必要とすることも事実である◆こう考えてきたとき、神戸YMCAは、サービスの利便性追求だけではなく、「そこにある」ことの意味、すなわち「子どものいのちが光り輝くために」(GOAL2011)働く者として立てられていることを常に明らかにしつつ、その達成について内外の批判をあおぎそれに応答し続ける者でなければならない。(星野昌枝)


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6. 夏のキャンプ特集

遊びにおいでよキャンプへ

「キャンプは楽しいです。何が楽しいかって?それは子どもたちだけで寝泊まりすること。そして、自然とたくさん出会える、夢のような生活ができることです。時にはけんかもしますが、子どものグループの中で解決してゆくことによって思いやり、友情が芽生えます。 
 また海や山で思いきり遊ぶ子どもの姿を見ていると子どもの感性はすばらしい!といつも実感させられます。遊びにおいでよキャンプへ。リーダーは子どもの夢をかなえる夢先案内人です!」
(三宮野外活動リーダー会、三枝えり) 

キャンプのよいところは・・?

「出発の時はとても不安な顔つきをしているのですが、帰ってきたら瞳をきらきらさせて普段そんなにしゃべらない子が2泊3日のことを何日もかけてずーっとしゃべり続けているんです。いかにキャンプが楽しかったか思い知らされています。」
 「リーダーが夜中もおねしょの心配をして何回もおこしてくれたり、ぜんそくの発作が出たときも普通幼稚園だったら、はい迎えに来て下さいとそっけなく電話が入るところを、つきっきりで看病してくれた姿を見せてもらい、誠心誠意尽くしてくれたリーダーに大変感謝しています。」
(メンバー保護者より)

キャンプの何が楽しい?

「ぜんぶ。」
「僕、大人になったら、いもリーダーみたいになりたい。」
(小学3年生男子)

リーダーのトレーニングって?

YMCAのリーダーたちは夏のキャンプに向けて、プログラム実技・安全・理論を机上のみではなく現場で学んでいますが、最も大切なことは「いかに向き合い、関わるか」ということです。このためだけにすべてのトレーニングが案出・実施されるのです。結果として子どもたちが「何をするか」ではなく「何と出会うか」を促進するのがYMCAリーダーの役割なのです。
(三田YMCAディレクター、松田康之)

チャレンジの歌 (キャンプソング)

ちょっと大きなカバンと いつもと違うお友だちだけど
楽しいことだけ考えれば ホラ なんでもできる
ヘイ!ヘイ!ヘイ!
元気かーい?(オー) 元気かーい?(オー)
みんな元気かーい?(オー)


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7. ソナタ 奏鳴曲 No.12 「老いてますます壮ん」 総主事 水野雄二

今年で94歳になられた土屋利雄先生(本会名誉会員)のお宅を訪ねました。
 六甲山の麓、桜咲く篠原伯母野山にその洒落た洋風のお宅はありました。近年、足を弱くされたため出講はかなわないものの、つい2年前までは92歳でYMCAの教壇に立って頂いた現役の英語の先生です。今もまだ、英語のジョークやスラングの研究をされ、「インターネットで調べたら、長年集めた分よりこんなに簡単にたくさん出てきました。便利な世の中になったものです。」机の上にはたくさんの資料があって、90歳半ばで今まさに研究中というその姿にただただ敬服するばかりです。


 先生の最近の作品に「いのちびろいしたアリさん(象とアリの物語)」という英文・和文の創作童話があります。象に助けられた子アリの物語が教えることは、英米の家庭で子どもを躾る時に教える”Please”と”Thank you.”という言葉の大切さ、エチケットの大切さです。若い頃、イギリスに留学されて身につけられた基本的なマナー。感謝と謙遜の生き方がその童話に溢れています。この童話は皇居の美智子皇后にも届けられ、お返しに皇后から先生に感謝と激励の贈り物があったとか。

 
総主事 水野雄二


 2年前に足を痛められて入院された時に伺って驚いた話。「退屈なので、スペイン語を始めたんですよ。」そして今、「あの時のスペイン語はどうなりましたか?」「使わないとダメですね、止めました。」先生には英語に関する溢れる好奇心だけで十分のようでした。

 先生のようにいつまでも好奇心に溢れる若い輝いた目を持っていたいと感じました。老いてますます壮ん。私など、まだまだ子どものようなものです。



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8. ワイズメンズクラブ六甲部通信

(ワイズメンズクラブ国際協会西日本区六甲部)

【神戸西ワイズメンズクラブ】 中野克樹会長、会員数15名
連絡先=神戸YMCA須磨ブランチ  電話:078-734-0183

神戸西クラブは、1961年5月14日に神戸クラブを親クラブとして誕生し、42年が過ぎました。30周年の記念誌の中で、当時の西部部長の石坂哲郎氏は、誕生の経過を次のように述べています。
「…思えば1950年の終わり、我が国の経済成長が始まる頃、発展する西神戸商工業地区に働く青少年のために、神戸YMCA がブランチづくりを計画したのが発端でした。そして新しいブランチをサポートしようとするリーダーOBやクリスチャンメンバーを中心に生まれたのが神戸西クラブでした…」。
以後、神戸西クラブは、西神戸YMCAの展開する様々な青少年活動やリーダーたちの活動をサポートすることを活動の中心に置きながら、献血のお手伝い等地域社会への奉仕にも努めてきました。
 YMCA活動や地域活動をサポートするためには資金が必要です。このため1973年に、50万円のファンドづくりを決定されました。そして1978年には、北海道の十勝クラブから「ジャガイモ」の提供を受けて販売し、その利益をファンドとして積み立てることが始まりました。このファンドづくりは現在も受け継がれ、毎年秋に、「ジャガイモ大作戦」として大々的に取り組まれています。
 西神戸YMCAの図書コーナーの図書購入資金、バザーの景品、クリスマスのつどい、リーダー会への援助、リーダー達との交流の食事会、備品の購入等々に援助をしてきました。とりわけ1986年からは、タイワークキャンプに参加するリーダーのサポートにも使途が広げられ、当初は1名でしたが、2名、4名と増やしていけたのはこのファンドのおかげです。
 しかし、根拠地の西神戸YMCAは、1995年の阪神淡路大震災で大きな被害を受け、閉鎖、取り壊しになり、カリスマ的な存在の広瀬卓蔵メン(元西部部長)を失ったことも、クラブにとり大きな痛手でした。
 それ以後は、地域社会で活動する団体への資金援助や、明石・須磨ブランチで活躍のリーダーへの応援を続けています。クラブ員は、神戸市東灘区から垂水区まで、広い地域から集まっています。例会は、毎月第3火曜日の午後6時30分より、三宮の神戸YMCA本館で開催しております。楽しい例会を心がけていますので、飛び入りでもOK、一度たずねてください。


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9. ★新シリーズ★ 親子であそぼう!

第1回は、 チョットした時間にすぐできる伝承遊びをご紹介します。

執筆担当:西神戸YMCA幼稚園

参考: 兵庫県に伝わる「こどものあそび」光文書院
「にほんのわらべうた」福音館書店


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10. ハーフマラソン 1時間17分23秒!!

神戸YMCA学院専門学校1年生の庄子優介君(左写真)が「第26回兵庫山崎さつきマラソン大会」に出場し、男子ハーフマラソン(15〜39歳の部)で堂々3位の成績を収めました。
庄子くんは、中学生の頃から陸上の長距離の選手。日頃からスポーツジムに通いトレーニングに励んでいます。これからYMCAで知識と経験をつみ、卒業後はフィットネストレーナーになるのが夢だとか・・。次の目標はホノルルマラソン入賞!!

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11. PHOTO TOPICS 〜西部地域から〜

高等学院バザー風景 楽しい学園ハイキング 西神戸学童保育の1コマ

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12. 第21回タイワークキャンプ


これからの生き方へ大きな糧〜4カ国ユースが交流

3月14日から26日までの13日間で第21回タイワークキャンプが行われました。
 昨年8月にタイワークキャンプ20周年を記念してチェンマイで開催された記念式典で、チェンマイ・神戸の両YMCAの間で、今までに蒔かれたそれぞれの種が大きな実を結んだ歴史を振りかえるとともに、また新しい歩みを始めていくことが確認されましたが、今年はその21回目という新しい歴史の1ページ目にふさわしいワークキャンプとなりました。
 今回はチェンマイ・神戸のユースはもちろん、ラオスの青年2名と、シアトルYMCAのユース(ワーク途中から合流)も加わり、4カ国のユースが村の人々と一緒に、一つの目的に向かって共に力を合わせるというワークを通して、心と心の熱い交流を体感することが出来ました。
 昨年はイラク情勢、またSARS問題とあり、今年は鳥インフルエンザという新しい問題の中でしたが、現地のYスタッフはもちろん、様々な方がサポートしてくださり、その中で13名のメンバー(キャンパー12名+引率1名)は出発しました。
 チェンマイ空港で、神戸YMCA派遣の日本語教師川北陽子さんをはじめ、過去のタイワーク参加者、チェンマイYスタッフ、タイユースメンバーから噂以上の熱烈歓迎を受け、一同大感激の中、タイでの熱い日々がスタートしました。
 今年のワーク地は、チェンマイから車で約2時間の山間部にあるメーポック村です。村人総出の歓迎の長い列の中を通り、キャンパーは村に暖かく迎え入れられ7日間のワークとホームステイが始まりました。今回は老朽化した小学校の校舎を取り壊し、その同じ場所に、取り壊した校舎の木材を使い、子ども達はもちろん、村全体で活用できる交流スペースとして使用可能なコミュニティーホール(室内プールほどの大きさ)を建設しました。村に滞在中に西宮ワイズメンズクラブの長井慎吾さんがはるばる村まで訪ねてくださり、ワークの内容等視察してくださり、またキャンパーも大いに励まされて、今までの体験を語り合うひと時を持つことが出来ました。
大人も子どもも一緒に汗ビッショリになっての作業の中から言葉は通じないけれど、ひとつの目標を共有することを通して、言葉では表せない喜びと心がひとつになるという一体感を実感しました。互いのことを思い合い、物質だけでなく、考え方もシェアをすることこそが、平和を築く第一歩だとも思いました。
そのワークの間に、エイズ孤児のお宅2軒へ訪問させて頂く機会がありました。様々な物や笑顔を届け励まそうとの趣旨で訪問したのですが、実際にその家族の前では何も出来ない自分たちがあり、逆に『あなたがたにはある未来を大切にしてください。』という家族からのメッセージに心を締め付けられるような思いをしました。

その後訪問したバンコクでのエイズ孤児センター『ハッピーホーム』でも、初めて訪問した私たちに身体全部を使ってスキンシップを求めて甘えてくる子ども達、その笑顔がいつまでも続くことを祈らずにはいられませんでした。またクロントイ・スラムの現状を見たとき、『本当の豊かさとは?』『生きるとは?』という私たちの価値観、視点について考えさせられ、今後の生き方について課題を突きつけられた思いでした。
このワークを通して、いろんな場所で私たちの思いとして歌いつづけた歌があります。『うまく言えそうにもないけど、今お腹のド真中に、確かに温かいもの持ってる、まっすぐに伝えたい。いろんな偶然が重なって、ここにこうしてあなたと、一緒にいられることが、ただとてもうれしい。』
この歌詞の通り出会った全ての人に感謝するとともに、それぞれの出会いの中で私たちが見たこと、聴いたこと、感じたこと、触れたこと、知ったことを伝えていくことこそがワークに参加した私たちの使命であり、ここからがスタートであることを胸に刻み、帰国することが出来ました。タイワークキャンプに参加させていただき、ありがとうございました。
(第21回タイワークキャンプ参加者一同)


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13. 個人消息

■入 職■ 期待しています。
原田泰志さん(余島野外活動センター)
■退 職■ お疲れ様でした。
佃 牧莉子さん(本部事務局)
■ご結婚■ おめでとうございます。
細井良子さん(YMCA保育園保育士)
川戸 亮典さんと 4/2
道中 美絵さん(西宮YMCA保育園保育士)
北澤 和寿さんと 4/1
山口 紀子さん(西宮YMCA保育園保育士)
松本 拓也さんと 4/10
■ご誕生■ おめでとうございます。
山下 祐輝さん(ウエルネスセンター三宮専任講師) ご長男 桜華(おうか)君 4/7
■ご逝去■ 謹んで、お悔やみ申しあげます。
加藤民雄さん(元西宮ブランチ委員) 4/6
岩本智子さん(カレッジ嘱託職員)のご祖父様 4/11

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