神戸青年

 神戸青年 2004.9・10月号 目次

  1. 〜第7回チャリティーランご案内〜
  2. 福井水害ボランティア活動記
  3. 永年会員表彰
  4. 省察(星加宗之)
  5. 神戸YMCAニュース(神戸青年)編集ボランティア募集
  6. 祝!神戸YMCA学院専門学校ホテル学科創立 40周年
  7. 祝!神戸YMCA混声合唱団 くさぶえ創立20周年
  8. タイ・チェンマイYMCA ワラキット総主事召天
  9. 感 謝
  10. ソナタ No.14「心が動くということ」総主事 水野雄二
  11. ワイズメンズクラブ六甲部通信
  12. 日中の平和・友好のために 私たちにできることは・・?
  13. PHOTOTOPICS 2004年夏のアルバム
  14. キャラクターディベロプメントシリーズ9
  15. 感 謝
  16. こうべ市民エイズ講座
  17. 「この子とわたしのいい関係」〜対話とふれあいをとおして〜
  18. 第11回 チャリティーゴルフ
  19. チャリティー・ワインを楽しむ会
  20. 個人消息
  21. あとがき

1. 〜第7回チャリティーランご案内〜

心身に障がいのある子どもたちのために

今年で7回目となる「神戸YMCAチャリティーラン」が11月3日(祝)、しあわせの村で、実行委員長の大野勉さん(神戸YMCA国際活動委員・神戸学園都市ワイズメンズクラブメンバー)をはじめとする、多くのボランティアの力を合わせて開催されます。皆さんご存知のチャック・ウィルソンさんが提唱し、ご自身も全国の大会委員長を務められて、全国のYMCAで開催しています。「障がいのある子どもや青年たちがYMCAサマーキャンプに参加することを支援する」目的で、しかもそれを「自らも楽しみながら参加する」ところに、この大会のユニークさがあります。
 昨年度は152チーム543名のランナーと400名余りのボランティアの方々の参加を得、同時に、多くの企業や団体の方々にも協賛や後援をいただき開催することができました。益金約121万円は、神戸YMCAが主催する「情緒障がい児・者のためのキャンプ」と「学習障がい児・者のためのキャンプ」、及び、全国のYMCAで行われているキャンプ・プログラム支援に役立てさせていただきました。
 今年度も「小学生駅伝」の部を設け、たくさんの子どもたちと共に「共に生きる社会」「心のふれあい」「ボランティアの心」の輪を広げていければと願っております。皆様の、暖かいご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

と き:2004年11月3日(祝)
ところ:しあわせの村ジョギングコース
受 付:午前9時開始
【プログラム】
A 小学生駅伝 4年・5年・6年の部 それぞれ男子2名・女子2名 4名1組タイムレース
B グループラン 1チーム原則5名以内のグループ 2.2km  宣言タイムレース
C ペアーラン 2名1組 3.2km 宣言タイムレース
D 駅伝(一般)4名1組 1名3.2km タイムレース
E 駅伝(女子)4名1組 1名3.2km タイムレース
【スタート】
A 6年生10:00 5年生10:30 4年生11:00
B・C=11:35 
D・E=12:25
【参加費】
A=1チーム 2,000円
(NationalRunSponsor「ネスレ」より参加費の半額が補助されています)
B・C=1チーム 5,000円
D・E=1チーム 10,000円
【お問い合わせ・お申し込み】
神戸YMCAチャリティーラン事務局 
Tel 078-241-7201 または各YMCAまで


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2. 福井水害ボランティア活動記

 新潟県の大水害に続いて、福井県でも7月18日に豪雨による大水害が起き、死者行方不明者が出るなど、多くの方々が被災されました。テレビでもそのすさまじさが報道されましたが、被災者支援のために7月23日〜24日、水野総主事と専門学校F&S学科1年生4名が応援に駆けつけボランティアとして汗を流しました。活動の内容は家の中や床下、庭などに流れ込み堆積した汚泥の除去や使えなくなった家財の処理などで、35度を超える猛烈な暑気の中での作業でしたが、現地の方々からは大変喜ばれ、力を与えることになったようです。また、参加した学生にも成長の機会を与える良い経験をしました。
 続いて7月31日〜8月1日に国際奉仕センター担当遠藤さん、学園都市ワイズの大野勉さん、国際ボランティア2名の4名の方々が現地に行きました。福井の教会付属の幼稚園に寝泊まりし、福井市みのり地区で水に浸かった家のヘドロ出しや後片付けの作業をしました。今回も福井の皆さんに大変喜ばれ、夕食のお誘いも受けるほどでした。
 その後水害支援のボランティア活動は8月5日をもってほぼ終結しました。今後は現地の復興を見守りたく思います。なお、福井水害のために募金をして下さった皆さまに心よりお礼申し上げます。


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3. 永年会員表彰

<特別功労者賞>
宮田満雄

<青少年奉仕賞>
岩井健作・小山秀夫・鍋谷堯爾・橋本和子・辻 建・片岡 功・清水三四郎・橋本正晴・林 健夫・内貴八郎右衛門・廣瀬満泰・藤井良治・藤村 洋・古本純一郎・村山盛嗣・山本和弘

<永年継続賞ー50年継続会員賞>
大塚章信・小西孝彦・宮田満雄

<永年継続賞ー25年継続会員賞>
井田昭子・伊藤めぐみ・岩井健作・大橋一郎・奥村実穂・片岡豊子・金崎 清・兼田義也・川瀬純子・白井節子・隅谷まさ子・武田 建・武田寿子・田中信子・田淵耕志・陳 創生・中野 恵・中村倶久・西尾幸男・野木佳男・野木芳子・林 勲雄・林 冨美・星野昌枝・長谷川奈津江・松岡博子・水野公子・山根貞夫

<永年勤続賞ー25年勤続者賞>
水野雄二・吉田昌義・福井真佐代・尾上 尚司・岡山泰典


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4. 省察

古い話で30年位前の事ですがアメリカ東部の会社を訪問したときの事でした。部長を紹介された時その部屋の部長の席の壁面にA4サイズの立派なYMCAのマークが入った額が飾られていました。ビジネスのオフィスに誇らしげに揚げられた額の前で、その方はボランティアをすることは普通の事だと強調されました◆当時私たちの周囲ではどうだったでしょうか?私自身は仕事とボランティアとは切り離してと考えていました。若い頃には県のユースホステル協会のお手伝いをしていました。当時から仕事は週5日制と恵まれていました。昭和44年には、今の県の洋上大学前身の第2回兵庫県青少年活動指導者海外研修団に参加させて頂きました。20代後半の若者に、会社が3週間もの有休を許可してくれるだろうかと心配をしながらお伺いをたてました。有休の内容よりも仕事の進行状況と充分な打ち合わせをすれば許可できると回答を頂きました。本間団長を含めて16名で3週間東南アジア6ヵ国を訪問し青少年と交流をもつ機会に恵まれました◆今の私たちの周囲はどうでしょうか。もっともっと少年の頃から社会と関わり、誰もがボランティア活動をオープンに出来るようになって欲しいと願っています。(星加宗之)


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5. 神戸YMCAニュース(神戸青年)編集ボランティア募集

新聞編集の基礎(取材、紙面構成、DTP*編集ソフト操作等)を学べます。編集部スタッフがサポートします。

連絡先:神戸YMCA本部事務局(遠藤、大石)
Tel. 078-241-7201
Fax. 078-241-7479


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6. 祝! 神戸YMCA学院専門学校ホテル学科創立 40周年

 神戸YMCA学院専門学校ホテル学科(旧神戸YMCA国際ホテル学校)が今年で設立40周年を迎えます。以下は30 周年の記念の資料より抜粋してホテル学校の歴史を振り返りました。

ホテル学校の沿革
ホテル学校設立の経過
〜1964年神戸YMCAホテル学校の設立
 ホテル業界は、その発展の時期をひかえて、人材の獲得が急務でした。それは、量的な意味のみならず、国際交流の場として、又市民の憩いと自己啓発の場として、それに直接かかわるホテルマンにふさわしい感覚とマナーを備えた、質的な意味での人材でした。
1963年、日本ホテル協会兵庫支部〔支部長宮崎武男氏ー宝塚ホテル常務取締役総支配人(当時)〕より平島健次郎氏〔オリエンタルホテルー常務取締役総支配人(当時)〕を介し、神戸YMCAにホテルマン養成の依頼がありました。
 協会のYMCAに期待するものは、技術的なスペシャリストの養成であるよりも、人間教育でした。
 神戸YMCA(1886年創立)は創立以来の社会教育団体としての実績に鑑み、人間教育を主体とする専門教育の機関として、ホテル学校の設立を要請されたのでした。これは又、東京YMCAは1935年、京都YMCAは1960年にホテル学校を設置していることも背景にありました。
神戸YMCAは、多様な青少年の興味に応えつつ、その一人一人が生活を通して、愛の行為を行う者として成長することを願っている団体であり、このことに於てホテル協会の要請主旨とYMCAの目的とが一致したと理解し、1964年、学校設立を決意しました。

YMCAホテル学校設立の目的
1、人間教育
 ホテルマンに必要な資質としての人間形成を、キリスト教による人生観職業観を基盤とする、主体的な愛の行為としてサービスする者を養成する。
 このことは、多くの人々に愛の行為を伝え、世界平和の布石たらしめようとする、YMCA運動の一環として把えたものである。
2、英語教育
 よき人材が、インターナショナルコミュニケーションの道具として語学力を備えるときに、交る者相互の国際理解が愛と平和の中で育つことを願った。
3、専門教育
 専門の知識と技能は、変動する社会のニーズに対応し、業界を成長させるのに不可欠であり、その中心的な人材を養成しようとした。

「ホテル学科創立40周年記念同窓会」
日時:11月8日(月)午後5時〜8時30分
場所:新神戸オリエンタルホテル10階 真珠の間


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7. 祝! 神戸YMCA混声合唱団 くさぶえ創立20周年

 神戸YMCA混声合唱団くさぶえが発足して今年11月で20周年を迎えます。これを記念して11月20日(土)午後2時より神戸市灘区民ホール(マリーホール)で記念演奏会を開催することになりました。
1984年11月、指揮者阿部望先生を中心に大学グリークラブOB、大学混声合唱団OG、教会聖歌隊員、既に活動を停止していた前身の「草笛コーラス」のOB・OGたちが神戸YMCAチャペルに集まり、楽しく美しいハーモニーの合唱団を目指して練習をはじめました。 年を迎えた現在、団員は50名をこえ、演奏も少しずつ成長し神戸YMCAの種々の行事に参加、演奏するようになりました。現在関西地区YMCA合唱交歓会への出場をはじめ、神戸YMCA創立記念日礼拝に聖歌隊として奉仕、オリンピア特別養護老人ホームの慰問、その他神戸YMCAの行事に参加演奏を続けています。
私達は既に50年の歴史を持つ関西地区YMCA合唱交歓会に発足から5年後の1989年の第39回名古屋大会より毎年出場して現在に至っています。
 神戸YMCAには1961年の第13回合唱交歓会までは3つから4つの合唱団が活発に活動していました。その1つである「神戸YMCA合唱団」には合唱界の大御所水谷央先生がご指導指揮をされていたことが当時のプログラムに記録されています。その後いずれの合唱団も休止状態になりました。しかし、1967年には我々の前身である「草笛コーラス」が発足し、翌々1969年第19回合唱交歓会の行われた京都大会に初出場しています。しかし1972年の堺大会を最後に合唱交歓会から姿を消しました。
 私達はこの草笛コーラスを引き継ぎ発展、成長させようと考え新しく私達の合唱団を発足させ今日に至っています。

 神戸YMCA混声合唱団くさぶえ 20年記念演奏会

日時:2004年 11月20日(土)開演午後2時
場所:神戸市灘区民ホール(マリーホール)
神戸市灘区岸地通1丁目1−1 電話(078)802−8555
主 催 : 神戸YMCA 神戸YMCA混声合唱団くさぶえ
賛助出演: ディンドンリンガーズ(神戸YMCAハンドベルチーム)
問い合わせ:神戸YMCA三宮ブランチ 078-241-7202


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8. タイ・チェンマイYMCA ワラキット総主事召天

葬儀でスピーチする来賓の橋本正晴さん(神戸ワイズメンズクラブ)

 神戸YMCAのパートナーYMCAであるタイ・チェンマイYMCAのワラキット総主事が、長く患っておられた腎臓病で6月26日に59歳という若さで召天されました。
 ワラキットさんはバンコクYMCAの主事の時、今井鎮雄顧問(当時総主事)と出会い励ましを受けてチェンマイYMCAを創設、今日まで神戸YMCAとの友好関係を築いてこられました。
 神戸に研修に来ていたご子息のゴルフさんは6月 日に帰国。お父上の最期を見届けることができました。
 チェンマイYMCAは偉大なリーダーを亡くされ力落としではあるでしょうが、ナリニー副総主事を中心に後を継がれることとなります。氏の天上にあっての平安をお祈りいたします。


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9. 感  謝

感  謝 神戸YMCA賛助会

株式会社飛鳥建築、菱三印刷株式会社、石原アメニテック株式会社、有限会社川本乳業、神戸キリスト教書店、株式会社ウノフク、株式会社つるや衣装店、兵庫トヨタ自動車株式会社、三神工業株式会社、白鶴酒造株式会社、兵庫ゼロックス株式会社、ピーチアンドブロッサム、エム・シーシー食品株式会社、神戸信用金庫、株式会社有馬芳香堂、株式会社山田工務店、有限会社わかばやし印刷、旭石油株式会社、株式会社ファミリア、株式会社神戸新聞社、株式会社ウイング、株式会社ジャパン・リリーフ、株式会社エイプルジャパン、株式会社竹中工務店神戸支店、神戸ポートピアホテル、イワタ事務機株式会社、社会福祉法人光朔会オリンピア、有限会社クレセントインターナショナル、株式会社エフエルエス、株式会社サンビルダー
2004年6月18日〜8月13日(敬称略、順不同)

感  謝 寄付金

宮城学院高等学校宗教部、仲祥介、東洋英和女学院中高部宗教委員
2004年2月11日〜8月13日(敬称略、順不同)

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10. ソナタ 奏鳴曲 No.14 「心が動くということ」総主事 水野雄二

 
総主事 水野雄二

 何かに遭遇して、私たちは心を動かされます。大自然の美や芸術に感動する時、また大きな災害や悲惨な戦争、様々な困難に苦しむ人々などに出会う時にも、心を強く揺り動かされます。より良きことのために心が動かされ、ある人は身体を動かし、ある人は知恵をひねり、ある人はお金を捧げるのではないかと思います。「ボランティア」とは、そのようなものではないでしょうか。
 10年前の大震災の時、私たちは心を動かされた多くのボランティアに出会いました。震災後4ヶ月間で121万人のボランティアが活動したと兵庫県の調査に残されています。「言われなくてもする。言われてもしないのがボランティア」と、あの故草地賢一さんがよく仰っていたように、心を動かされた人が言われなくても行動し、心が動かないことには言われてもしないという人たちの群れでした。
 この7月中旬に新潟や福井で集中豪雨による大水害が起こり、私も心を動かされて福井市にボランティアとして赴きました。突然の川の決壊による濁流に呑み込まれ、汚泥にまみれてしまった民家の片づけに汗を流してきました。炎天下、ヘドロを土嚢袋に詰め込む重労働でした。私と行動を共にしてくれたのはわが専門学校の学生4人。「自分探し」のボランティア活動だと言って参加した学生でした。1日のワークの後で、汗にまみれながら、自分が少し大きくなったみたいだと言いました。今までこんなことをする人間ではなかったのに、と。
 阪神大震災の時、神戸YMCAは「この時から新しい生き方が始まった」というテーマで活動しました。牧田稔副総主事(当時)は元ドイツ大統領ヴァイツゼッカー氏の言葉「他者のために存在する人、他者と分かち合い、本当に他者の役に立った人は、自分自身の人生のために新しい勇気を得、またその深い意味を見出す」を引用して、その活動報告を締めくくっています。
心を動かされ、他者のために汗した人は、また自分の新しい生き方を見出すのです。
 9月1日は、もう一つの「防災の日」です。


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11. ワイズメンズクラブ六甲部通信

(ワイズメンズクラブ国際協会西日本区六甲部)

【神戸ポートワイズメンズクラブ】石坂哲郎会長、会員数12名
連絡先=神戸YMCA国際・奉仕センター 電話:078-241-7201ワイズメンズクラブ六甲部通信


 神戸ポートワイズメンズクラブは、神戸YMCA国際文化センター及び国際交流・国際協力プログラムを支援するクラブとして、1988年5月に神戸クラブを親クラブに24名で発足しました。 
 YMCAの国際交流・協力プログラムへの支援、特にチェンマイとの交流に力を入れると共に、神戸に根ざした地域奉仕事業として児童養護施設「神戸真生塾」と、特別養護老人ホーム「オリンピア」への支援を続けています。

1998年5月には10周年記念事業として、又2003年5月には15周年記念事業としてチャリティコンサートを開催し、収益を多くの震災復興事業に捧げることが出来ました。 

 神戸ポートワイズメンズクラブの私たちは、YMCAを愛し、戦争を憎み、平和を求め、共に生きるために国際交流・協力活動を続けます。
10月には基金作りのために北海道のおいしいじゃがいもを届け、YMCAバザーに参加し、国際協力募金のための街頭募金に参加します。
 例会は、食事を共にしながらゲストスピーカーの話を聞く第1例会を毎月第2木曜日に、事務会を第4火曜日に、神戸YMCA本館4階で開催しております。どなたも歓迎です。お越しください。

15周年記念式典において、東京むかでワイズメンズクラブとブラザークラブ関係を締結しました。
支援を続けている特別養護老人ホーム「オリンピア」でのクリスマス会に、毎年参加しています。


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12. 日中の平和・友好のために 私たちにできることは・・? 〜平和を創り出す集会〜

8月6日、3年目となる「平和を創り出す集会」の今年度第1回が開催され、講師の佐治孝典さん(近代日本思想史研究者)が「日中の友好平和のために私たちにできること」と題し講演、参加者 名は質疑応答も含めて約2時間、熱心に学びました。なお、8月20日〜24日、長崎・熊本で開催された「第8回日中YMCA青年平和セミナー」(日本YMCA同盟主催)に神戸YMCAから参加の3名も、事前研修として聴講しました。
(以下、講演要旨)
 現在の日中関係は決して良好とは言えません。靖国神社への首相他閣僚の参拝問題、イラク戦争への自衛隊派遣など、昨今の日本の動きに中国は不快感を表明しており、むしろ悪い方向に向かっているような現状です。しかし、最も近隣の国として日本は中国と友好関係を結び、信頼し合う必要があります。真の日中友好平和の関係をつくるためには、私たちは一体何をすればいいのでしょうか。
私たち日本人がまずなすべき第一は、的確な歴史認識を持つことではないでしょうか。特に、十五年戦争と呼ばれる日中戦争など一連の中国に対する攻撃は、今でも日中の友好平和の関係に大きな影を落としています。しかも私たち日本人は、日中戦争を第二次世界大戦や太平洋戦争といった大きな戦争と密接なかかわりがあるという認識すら持つことができませんでした。
 日中戦争は、日本による中国への一方的な帝国主義的侵略戦争でした。天皇制国家のもと、自分たち日本民族こそ優れていると思い込んで、支配する中国の人たちに対し、自分たちの価値観の押し付けや、残虐な行為を行った戦争だったのです。
 先日中国で行われたアジア杯サッカーの日本に対する中国人サポーターのブーイングは、確かにマナーに反するものではありました。が、表面的な是非だけでなく、先に述べた日中戦争以来の反日感情の根深さ、歴史認識の違い等、日本人である私たちは、その背景から見ていく必要があります。
 日本人が中国に限らず朝鮮や東南アジア諸国に対しても侵略行為を行ったという事実を認識し、私たちはその責任を持たなければなりません。それは、それらの国々への心からの謝罪によって、日本の侵略戦争に国レベルでも市民レベルでも跡始末をすることです。このことは、平和・友好の関係を築くための大前提と言えます。
私たち市民にも「できること」は、中国を旅して、戦跡を訪れて中国人の証言を聞かせてもらうこと、偏見や先入観を持たないことです。戦争は古い世代の責任で、若い世代に関係ないというわけでは決してないのです。今の日中間の実態を、若い世代の人々によって身近なことから少しずつでも変えていくことが、将来的に日中の平和・友好の関係を創ることにつながるはずだと思います。(文責=神戸青年編集部)


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13. PHOTOTOPICS 2004年夏のアルバム

「平和を創り出す集会2 元米兵からの反戦メッセージ」 8/4〜8/6 五右衛門キャンプ 8/9〜8/12四万十川清流キャンプ
 
7/30〜8/5第17回兵庫県少年少女海外スクール 中国・西双塘村ホームステイ先にて 日本語夏期集中 ワークショップ「いけばな」に挑戦  

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14. キャラクターディベロプメントシリーズ9






vol.7 「CARINGの巻」


 

 

 

 


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15. 感  謝


財団法人日本宝くじ協会様テントご寄贈
 
7月13日、日本YMCA同盟におきまして財団法人日本宝くじ協会様より集会用テントを西神南センターと西宮ブランチにご寄贈いただきました。子どもたちへの地域開放や運動会のほか、チャリティーバザー、イベントなどで有効に大切に使わせていただきます。


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16. こうべ市民エイズ講座

こうべ市民エイズ講座
◇9月25日(土)
「エイズウイルス(HIV)を知る」
栗村敬氏 (元日本エイズ学会理事長・大阪大学名誉教授ーウイルス学)
◇10月16日(土)
「HIV感染症の公的支援制度について」加藤恵美子氏(神戸市立中央市民病院主査/ケースワーカー)

◎時間:いずれも15:00〜17:00
◎場所:神戸YMCA三宮会館
◎参加費:無料(資料代カンパとして200円)
◎問合・申込:神戸YMCA国際・奉仕センター
TEL:078-241-7201 FAX:078-241-7479
E-mail:houshi@kobeymca.or.jp

 


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17. 「この子とわたしのいい関係」〜対話とふれあいをとおして〜全5回


「この子とわたしのいい関係」〜対話とふれあいをとおして〜全5回
<神戸YMCA・神戸YWCA共催地域活動推進講座>

「対話」「つながり」「ふれあい」をキーワードに現代の子どもを取り巻く環境を見つめ直し、親として、また子どもを取り巻く大人として今伝えたいこと、大切にしたいことを共に考えます。
第1回 10月16日(土)14:00〜16:00 講師:鯨岡峻氏 京都大学大学院人間・環境学研究科教授
第2回 10月23日(土)13:00〜14:30 講師:西田明夫氏 有馬玩具博物館館長
第3回 10月23日(土)15:00〜16:30 講師:平林智子氏 滋賀わらべの会代表
第4回 10月30日(土)15:00〜16:30 講師:永原郁子氏 マナ助産院院長
第5回 10月30日(土) 15:00〜16:30講師:高田昌代氏 神戸市看護大学教授

◎場所・問い合わせ:神戸YMCA 078-241-7201
◎参加費:1回\300 全5回の場合\1000 ◎託児:1人\300/1日 2人以上\500/1日


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18. 第11回 チャリティーゴルフ


第11回 チャリティーゴルフ

とき:10月5日(火)
場所:美奈木ゴルフ倶楽部(三木市)
会費:20,000円
申込:カレッジ(担当:豊田、功力、井上)
TEL:078-241-7204 FAX:078-241-3619


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19. チャリティー・ワインを楽しむ会


チャリティー・ワインを楽しむ会

安くておいしいワイン選びのコツを聞きながらお値打ちワインと料理をお楽しみください。 
日時:9月11日(土)18:30〜
場所:神戸YMCA三宮会館4階「サイコー亭」
費用:\5000 定員:40名
申込:カレッジ(担当:豊田、功力、井上)
TEL:078-241-7204 FAX:078-241-3619


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20. 個 人 消 息


■ご結婚■ おめでとうございます
田邊邦代さん(学園都市ウエルネスセンター
専任講師) 8/21丸山隆也さんと
■退職■ おつかれさまでした
福井寛さん(余島センター嘱託職員)5/20
■入職■ よろしくおねがいします
亀井和幸さん(余島センター嘱託職員)7/1
寺岡和紗さん(ウエルネスセンター三宮 嘱託職員)9/1
■ご逝去■ 謹んでお悔やみ申し上げます
下前忠矩さん(高等学院3年生)7/24
梅村尚久さん(元職員)8/18

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21. あ と が き

今年の夏はとても暑かったり、台風がたくさん来たりで大変でした。
さあ、涼しくなる実りの秋!YMCAではチャリティーランをはじめイベントがめじろおし。さあ、はりきって皆さん参加いたしましょう☆ (えーちゃん)

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